2013年11月06日(水) 18:00
■エリザベス女王杯(G1・京都芝2200m外)フルゲート18頭/登録23頭
【コース基本情報】京都芝2200m外 Bコース使用
・コース回収率
[標準] 単89%・複勝69% 1番人気強いが人気薄の激走例もソコソコ
・馬連万馬券出現率 [やや高め] 14.0%(平均値△2.0% 馬連平均配当4834円)
・枠番別連対率(16頭立て以上) ※枠番値については末尾参照 [1枠〜2枠] 勝率7.3% 連対率17.7% 複勝率22.9% 複回率62% 枠番値+0.4 [3枠〜6枠] 勝率5.3% 連対率10.6% 複勝率17.6% 複回率78% 枠番値-0.2 [7枠〜8枠] 勝率6.3% 連対率 9.8% 複勝率15.2% 複回率85% 枠番値-0.1 →1枠〜2枠の信頼度が抜けて高いコース。外枠はやや劣勢か。
・脚質別信頼度 差し>先行>>逃げ>追込 妙味は先行勢もアタマで来るのは差し脚質
・推定ラップ&タイム [やや前傾] 35.2-61.1-36.0=2.12.3 芝中距離G1には珍しく序盤から速い流れに
エリザベス女王杯の他にも、現在は京都新聞杯が行われている京都芝2200m。スタンド前から発走して外回りコースをぐるっと1周する設定で、最初のコーナーまでの距離も長くゆったりした形態に思えるのだが、コーナー部分が占める比率はかなり高めである。つまり、内外で走らされる距離が大きく異なる、ということだ。
縦長の馬群にでもなればそれほど影響は大きくないが、スローペースで一団にでもなると、外を走らされる馬の距離損は甚大。そういう理由もあってか、多頭数のレースにおいては1枠〜2枠の「内枠」がイメージ以上に有利なコースとなっている。データの母数がそれほど多いコースではないとはいえ、連対率で7%以上もの大差が出ているという事実は、重く受け止めるべきだろう。
1番人気馬の信頼度はかなり高いのだが・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。