ローレル賞展望&マイルグランプリ回顧

2013年11月11日(月) 18:00 0

◆ローレル賞展望
(11月12日 川崎 サラ2歳牝馬 定量54キロ 地方競馬交流 南関東SIII 1600m)

「ローレル賞」は平成14年新設。当初2年間は3歳春(2~3月)桜花賞TRとして施行され、15年から現在の2歳秋(11~12月)に時季変更となった。おおむねスピードと完成度が勝負を分け、翌年クラシックに結びつかない傾向だが、反面大晦日の名物レース、大井「東京2歳優駿牝馬」とは関連が深く、15年ビービーバーニング、17年ダガーズアラベスク、19年マダムルコント、コースが違うにもかかわらず(左回り→右回り)、3頭がこの2レース連破。昨年もローレル賞2着ケンブリッジナイスが、続く優駿牝馬でもカイカヨソウと一騎打ち(1/2馬身差2着)を演じている。

 さて今年の顔ぶれ。例によって“玉石混交”の言葉が当たるが、先月「鎌倉記念」2着ファーストキス出走、当時の勝ち馬ニシノデンジャラスが続く「北海道2歳優駿=GIII」4着だから、レベル自体は合格点とイメージできる。今回これに、道営実績でファーストキスより一枚上の評価があるクライリング(フローラルC・3着)が激突。さらに南関東の成長株トキノセレブ、エドノミリアン、ハイエストパワーらが挑む格好。あくまで中間点だが、一つ勢力図がみえる戦いとはいえるだろう。今の川崎1600mなら、1分42秒台前半が各馬クリアすべき数字になるか。接戦、激戦の予感はある。

 (1)…波乱含み。1人気[4-1-0-5]はまずまずだが・・・

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吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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