2013年11月15日(金) 18:00
マイルCSは京都の芝・1600mの外回りコースで行われる。 発馬して最初のコーナーである3角までの距離が長い。 隊列が定まると崩れにくい傾向があるためだろう。 締まったペースで進むことが多い。
勝負どころまで出入りが少ないこともあり同じマイル・GIの安田記念のように道中でごちゃつく場面は少ない。 きれいに流れるということはまぎれが生じにくいコース形態ともいえ、堅く収まるステージとして以前は定着していた。
近年は出走馬の力量が接近。 連対馬が人気馬同士ということケースは減っている。 見方を変えればポイントになる部分が結末に及ぼす影響が大きいということではないか。
今年は先行型が多い。そして真ん中より内の枠にそういうタイプが集まった印象を受ける。 もうひとつの着眼点は上って下っての坂への対処だ。 力関係に差がないほど京都の外回りコースではこの点に目を向ける必要があるように思う。 例えば06年の覇者ハットトリックは下り坂への対応が抜群だった。 経験や特徴も頭に入れておいて損ではないだろう。
ダークシャドウを推す。 夏を越えて身体のラインが変わっておりマイラーらしい体型になってきた。 先行勢を多いことで・・・
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藤村和彦
1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。