JCダート、前哨戦みやこSのレースレベルは…

2013年11月29日(金) 18:00


◆みやこSの結果をどう取るか

 今年のJCダートは、みやこSの1,2着馬がともにダートGI初出走というところにポイントがあるのではと思う。

 JCダートが阪神に移ってから、ステップレースであるみやこSはかなり機能している。しかし、東京時代には武蔵野S組の成績が芳しくなかった。「結局GI常連組のほうがレベルが高い・層が厚いのでは」という想像力は、あと数年の間持っておくべきだろう。

 ブライトラインはダートに転じてから成績に疵がないので重視する人がいてもおかしくはないが、エルムSで負けている馬が今回それなりに人気というのは、オッズ的にはおいしくないようにも思う。実際にオッズが出てからの判断になる。  もうひとつ、みやこSはレースレベル自体が高くない可能性がある。勝ち馬に罪はないが、インカンテーションが2着、ナイスミーチューグランドシチーが差し届かず4,5着というのは・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

新着コラム

コラムを探す