難解な朝日杯FSの穴馬選びに断!

2013年12月12日(木) 18:00


◆前走好走馬が優位

担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週の阪神JFはこの対談で推奨した3頭こそ馬券に絡めなかったですが、好走馬のポイントとしてお話しいただいた「前走好走馬」が1〜3着を独占という結果でしたね。

石橋 武(以下、石) 人気薄から選んだとはいえ、推奨した馬が全然走らなかったというのがみっともない話ではあるんだけど。

編 ホントですね。

石 って、キミが言うな(笑)。

編 言葉の選択を間違えました(笑)。でも実際の予想ではフォーエバーモア(8人気3着)が本命ということで。

石 あとちょっとのところで差されちゃったという。

編 いやいや、8番人気という評価からすると激走と言っていいかと。で、そのフォーエバーモアも前走が1400m勝ちと「前走好走馬」でしたよね。

石 そうだね。

編 で、僕もちょっと考えたんですけど、その「前走好走馬」がポイントっていうのは、基本的に今週の朝日杯FSでも使えるんじゃないかと思って。

石 お、珍しく考えちゃった(笑)。そうなんだ。近5年の3着以内馬で前走馬券に絡んでいなかったのは一昨年の2着馬マイネルロブストだけなんだよね。

編 ですよね。ちなみにマイネルロブストの前走は東スポ杯2歳S。これって理由があるんですかね?

石 牡馬路線の場合、朝日杯FSに向かう組と中距離戦、ラジオNIKKEI杯に向かう組に分かれるでしょ?

編 ええ。

石 その両方のステップとして(いいローテーションで)東スポ杯があるから、単純にレベルが高くなりやすいというのがあるよね。

編 ああ、そうか。そのレベルの高い東スポ杯であれば負けていてもしょうがないと。

石 いや、しょうがなくはないんだけど。だって、近10年まで広げて振り返っても前走の東スポ杯で馬券圏内を外してたのはそのマイネルロブストと、07年のゴスホークケンだけなんだから。

編 そうですね。

石 あとは04年にマイネルレコルトが前走の京王杯2歳Sで5着というのがあるくらいかな、前走で馬券圏内に好走できなかった例は。

編 それもG2での話ですもんね。つまり、前走がレベルの高くなりやすい重賞であれば、朝日杯FSで巻き返してくる可能性は残されているということですよね。

石 そうね、可能性は残されているという言い回しがちょうどいいかもね。ま、シンプルに前走好走馬を狙うのが定石ということは頭に入れておいたほうがいいと思う。

編 でも、前走好走馬が中心となると先週同様に穴馬探しは苦労しそうですね(笑)。

石 おまけに今週は先週以上に抽選対象馬が多いしね。

編 たしかに。

石 さらに、今年は東スポ杯、京王杯で馬券に絡んだ馬で朝日杯FSに出走を予定しているのって、プレイアンドリアル(東スポ杯2着)くらいでしょ。例年よりも穴馬激走のチャンスが広がる可能性が高いというところも押さえておきたいね。

編 なるほど。ではそのあたりを踏まえて、現時点での穴馬候補を教えていただけますか?

石 まずは・・・

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石橋武

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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