朝日杯FS、マイナス材料の少ない馬は

2013年12月13日(金) 18:00


◆プラス材料ばかりではない有力馬。その中でマイナス材料が少ない馬は…

 牡馬の重賞勝ち馬がいないと話題になっているが、それ以外も含めて出走する牡馬の実績馬が明らかに不足している。それだけにベルカントに期待する人も多いだろう。

 この異例のローテが成功するのかどうかは、無責任なようだがやってみないと分からない。そこを断定するのが競馬評論家の仕事だと思っている人もいるようだが、競馬というのは事前に知りえない部分が大きいからこそ成り立つものだ。「来る」「来ない」と言えば事後にはどちらかが当たるのだが、それは結果論的な世界でもある。

 客観的な指標として2歳秋競馬の重賞で牡馬と牝馬が戦ったケースの成績を見てみると、牝馬全体では明らかに牡馬に対し劣っている。一方で・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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