◆「今年の漢字」から有馬記念を予想すると…

　今年の漢字は“輪”。年の初め、1月19日付けの当コラムで予想した“再”や“復”ではなかったですね。予想通りなら、「有馬記念はオルフェーヴルの復活優勝」とまで予言しちゃったのですが、さぁどうしましょう?

　東京オリンピック・パラリンピックの招致、富士山の世界遺産認定、国内外の災害復興などで人々の“輪”が広がった、というのが選定理由とのこと。競馬の世界でも、地方競馬IPATの発売開始以来、中央・地方の枠を越えてファンの“輪”が広がりつつありますから、関係がない字ではないと思います。

　さて、“輪”をキーワードに有馬記念を予想すると…。ウーン、これは難しいですねぇ。そのものズバリ、“リング”や”サークル”、“ループ”、“ホイール”といった言葉に関連している馬がいません。強いて挙げるとすると、“輪”のような丸いものと言えば“月”ということで、母ムーンレディのエイシンフラッシュはいかがでしょう?かなり無理があるような気はしますが…。

　いっそのこと2、3、4、5、6の枠連ボックスにしますか?そう、五輪の輪の色です。でも枠連を10点も買っていたんじゃ儲からないかもしれません。そこで点数を絞りましょう。2-5、2-6、3-6、4-5の4点勝負!あの五輪マークをよく見ると、黒と絡んでいるのは黄色と緑ですが、青は黄色、赤は緑とだけ絡んでいます。黒と赤、黒と青など、絡んでいない組み合わせがありますから、それを消しちゃうわけです。

　そこまで書いて、別のことに気がついちゃいました。五輪のマークは白地に描かれていますよね。なので、1枠から2、3、4、5、6枠へ流せばいいんじゃないかって。これなら5点勝負です。枠順が決まる前のこの大胆予想、さぁどうなりますか。

　それはともかく、今回の有馬記念では、さまざまなPRイベントが行われます。中でも目玉は、有楽町駅前で催される「有楽町有馬記念」(16日〜22日)と、大阪道頓堀川沿いで開催される「有馬記念リバーサイドミュージアム」(20〜22日)。

「そこを通る人なら誰でも見られるイベントで競馬をPRすべき」という話は、以前、競馬週刊誌のコラムに書かせてもらったことがあります。そういう企画を考えていた方がいたんですですね。有楽町の会場では、17日に、テレビ東京「ウイニング競馬」でおなじみのジャングルポケット斉藤慎二さんとキャプテン渡辺さん、それに某スポーツ紙に連載されているG1予想がこの秋絶好調の植田萌子アナウンサーが大予想会を繰り広げます。

　一方、私は、19日に新橋のGateJ.で行われる「決戦!第58回有馬記念〜文化放送実況アナが語る!俺たちのグランプリ」に出演します。今年のダービーを前に開催した文化放送特番公開収録の第2弾。懐かしのレースを振り返りながら、今年のレースを予想します。みなさんぜひご来場ください!