2013年12月14日(土) 20:00
明日12月15日(日)のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が33万7920通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数が40万通りを切った回はこれまでに33回あり、そのうち過半数の18回が40万円未満の配当に終わっています。出走頭数が少ない分、高額配当が飛び出す可能性はやや低いと考えるべきでしょう。もちろん、それは的中させやすいことの裏返しなので、当てに行くなら今回がチャンスです。
1レース目は3歳以上1600万下の仲冬S。実績上位のカフェシュプリーム、ワールドエンドや、前走で1000万下を勝ち上がった馬たちが注目を集めると思います。1レース目、かつ多頭数ということで、手広く押さえるプレイヤーが多いかもしれません。
2レース目は3歳以上1600万下の元町S。バッドボーイ、ヘミングウェイ、リヤンドファミユと、3歳の3頭が人気の中心となりそうです。休養明けで臨む馬の状態面もひとつのポイントでしょう。
3レース目は2歳GIの朝日杯FS。土曜16時の時点ではアトム、プレイアンドリアル、ベルカントの3頭が人気を集めていました。4レース目以降が少頭数なので、ここもある程度の頭数を押さえるプレイヤーが多いのではないかと思います。
4レース目は3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯。比較の難しいメンバー構成ですが、人気の中心はゴールドブライアン、ビームライフル、マイネルストラーノあたりでしょうか。
5レース目は3歳以上オープンのベテルギウスS。ブラジルカップの上位馬や、1600万下を勝ち上がったばかりの馬たちが注目を集めそうです。序盤を手広く押さえすぎると終盤のこの辺が手狭になるはず。買い目のバランスを上手く取れたかどうかによって明暗が分かれるかもしれません。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】 ■今週の1点勝負レース →阪神10R 元町S 阪神芝1800mには通年で良績を残している池江泰寿厩舎。ただ、リヤンドファミユは1年近い休養明け。それが気になるところでしょう。 しかし、ノーザンFしがらきでしっかりと調教を積み、栗東へ入厩。1週前追い切り、最終追い切りともに、池添謙一騎手が跨って、併せ馬先着。もちろん、池江泰寿厩舎の勝負調教にも該当しており、勝って全く不思議ない調教条件は揃いました。
推奨馬:2.リヤンドファミユ
■今週の多点買いレース →中京11R 名古屋日刊スポーツ杯 昨年の同レースを勝ったのが、標準併用。14日の愛知杯でも併用調教馬が好走したことを考えると、今の中京芝中距離は併用調教馬に有利な馬場という見方ができます。 調教タイプ的には、標準多め併用のゴールドブライアン、標準坂路主体のトーセンハルカゼが1着候補。あとは、加藤敬二厩舎の勝負調教に該当したコモノドラゴン。
推奨馬:4.ゴールドブライアン、7.コモノドラゴン、8.トーセンハルカゼ
【古澤秀和のWIN5見解】 ■今週の1点勝負レース →中山11R 朝日杯FS アトムの前走はホウライアキコを捕らえきれなかったが、軽い馬場に対する適性の差が出て感じ。今の中山は少し力が要るし、この馬にとってはピッタリの条件。ディープインパクト産駒にしてはコロンとした体型でパワーがあるし、直線の急坂もむしろプラス材料。調教の動きも抜群で、死角という死角が見当たらない。
推奨馬:3.アトム
■今週の多点買いレース →中山10R 仲冬S クランチタイムはここのところ結果が出ていないが、馬体自体は好調をキープしているし、条件が噛み合えばいつ好走してもおかしくない状態。結果は出ていないが、中山コースは馬体的に合うし、ここは一気の逃げ切りや2走前のように好位から伸びる競馬で勝っても良い場面。
ゲンパチメジャーはここ2走の内容が良い。先行力があって馬場も合いそうで、頭まであってもおかしくない。
サウンドガガは8分の仕上げの前走でキッチリと結果を出した。能力はここに入っても通用するものを持っているし、勝ち負けに持ち込めるはずだ。
推奨馬:3.クランチタイム、13.ゲンパチメジャー、14.サウンドガガ
【伊吹雅也のWIN5見解】 ■今週の1点勝負レース →中京11R 名古屋日刊スポーツ杯 今年の4回中京芝2200m(12月14日終了時点)は、前走が平地競走、かつ前走の4コーナーを7番手以内で通過した馬が[0-2-2-27]。差し馬を重視すべきでしょう。注目は吉田隼人騎手に乗り替わるゴールドブライアン。前走はコンビ実績のないジョッキーが騎乗していたので度外視できますし、このメンバー構成なら展開にも恵まれると思います。
推奨馬:4.ゴールドブライアン
■今週の多点買いレース →中山10R 仲冬S 今年の5回中山ダート1200m(12月14日終了時点)は、1000万下から上のクラスのレースに限ると、JRA、かつ1400m以上のレースで優勝経験のない馬が[0-0-1-29]。ダート1200mのレースにしか実績がない馬は過信禁物です。狙ってみたいのはダート1400mのレースで優勝経験があるエステーラブ、エイコオウイング、前走が好内容だったゲンパチメジャー、サウンドガガ。
推奨馬:9.エステーラブ、10.エイコオウイング、13.ゲンパチメジャー、14.サウンドガガ
【石橋武のWIN5見解】 ■今週の「単勝二頭流」レース →阪神10R 元町S バッドボーイは、5走前に今回と同条件の西宮Sを走って3着。夏を越したばかりの3歳馬ながらこのクラスの古馬と互角に渡り合った。もともとは先行してからの粘り強い脚を武器に戦っていたが、前走は出遅れが功を奏して後方からメンバー中最速の脚を使って3着に好走。新境地を切り開いた。どの位置からでも競馬ができる強みは大きく、勝ち負けの期待は大きい。
アーデントは、先行しても差す競馬を試しても詰めの甘いところが出てしまっている現状だが、それでも東京のように直線の長いコースでは安定して高いパフォーマンスを見せている。近走の東京でのパフォーマンスを見ても、前にいる馬を抜き去るまではいかないのがもどかしいが、今回は阪神コース。初参戦とはなるが、外回りコース使用の直線の長い芝1800メートルで、しかも前が止まりやすい急坂もある。先行するにせよ、後ろから差し脚を活かすにせよ、アーデントにとって競馬のしやすいコースであることは容易に想像できる。惜敗続きの鬱憤を晴らすならここだろう。
推奨馬:12.バッドボーイ(人気馬)、9.アーデント(穴馬)
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伊吹雅也
競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。