有馬記念の穴馬は中山G2から

2013年12月17日(火) 12:00


◆中山巧者の馬券的な魅力が増す有馬記念

 年中行事のひとつとして、私は有馬記念で「その年の中山古馬G2好走馬」を買うことにしている。過去の有馬記念を振り返っていただければ分かるように、この該当馬からは人気薄激走馬が出ることがあるからだ。秋G1は天皇賞秋→ジャパンカップの結果をもとに人気が形成されるので、中山巧者の馬券的な魅力が増すということもある。

 そこで今回は改めて、各G2ごとに「好走馬の、その年の有馬記念成績」をまとめてみることにしよう。対象期間はちょっと長めに取って20年だが、中山以外で施行されたG2や、同じレースでも格付けがG3だったケースは含まない。

 まずは各G2の優勝馬から。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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