2013年12月20日(金) 18:00
◆現在の中山芝にもっとも適しているのは
有馬記念が行われる中山競馬場の芝・2500mは内回りコース。 発馬地点は外回りコースの3角に近い場所で楕円形の内回りを6度もカーブするという特殊形態だ。
ギアチェンジを幾度も要求されるうえ持久力も必要となる。 クラスが上がるほど逃げ切るのは厳しいといっていい。 過去10年で逃げ切りVは08年のダイワスカーレットのみ。 スピードと持続力が秀でていた同馬のレーススタイルは牡馬でも太刀打ちできないほどの地力があった。 あの馬は例外中の例外だ。
道中のラップは緩みがなく上がりの数字を要するのが当レースの特徴でもある。 ただ一昨年は逃げ馬不在でアーネストリーが先陣を切った。 初めて先頭を走った同馬が極端にペースを落として馬群は密集。 レースの上がり3Fが34秒0という異例の内容だった。 瞬発力勝負になったことで逃げ・先行型はペースが遅くても苦しくなり決め手のある後続勢が台頭した。 勝ち馬はオルフェーヴル。当時同様、今年もこの馬が一番人気だろう。 そして・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
藤村和彦「重賞レース研究」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
藤村和彦
1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。