2013年12月22日(日) 18:00
◆全連対10回のうち、9回までが冬の「11月〜2月」に集中しているガルボ
新設されてこれまで7回行なわれている。秋口ほどの高速の芝ではないが、過去7回の平均勝ちタイムは、「1分20秒7」。少しも遅くはない。関西の短距離戦はコース形態から、東の中山や、新潟にみられるような前傾バランスは少ないことで知られる。
だが、阪神1400mのこのレースの平均バランスは、「前半34秒14-(11秒38)-後半35秒18」=1分20秒70であり、わずかながら前傾バランス。後半の方が速い形にはなっていない。
サンカルロの過去4回の平均走破タイムは、ぴったり勝ちタイム平均と同じ「1分20秒7」となる。これは素晴らしい記録というしかない。さすがにちょっと全盛期の力は出せないような最近のレース内容だから、今年は有力候補にはしにくいが、サンカルロを買う買わないではなく、足りるか足りないかの「能力の基準馬」にすることはできる。今年、サンカルロにに負けそうだったら、おそらくその馬は足りない。
昨年のこのレースでサンカルロの0秒2差2着したガルボ(父マンハッタンカフェ)は、このレースに3年連続して出走し、10年にはサンカルロに0秒2差先着している。
次回の更新は、年明けの1/4(土)になります。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。