東京シンデレラマイル展望

2013年12月29日(日) 18:00

◆東京シンデレラマイル展望
(12月30日 大井 サラ3歳以上牝馬 別定 南関東SIII 1600m)

 「シンデレラマイル」は、平成19年新設、今年第7回目の若い重賞。しかし、すでに暮れの風物詩的な存在感を持っており、南関東ファンの間(記者周辺)でも意外なほど人気が高い。施行日が第1回から12月30日に固定されていること、毎年にぎやかなメンバーがそろうこと。もう一つ、ネーミングのよさも大きい気がする。シンデレラマイル――語感が適当に洒落ていて、しかもタイトルを聞いただけで、そのレース像(年の瀬の牝馬戦)がくっきり浮かぶ。高配当の予感、ワクワクしてゾクゾクする、競馬ファンなら誰もが抱く至上の愉しさ。レース名は大事…とは改めて思う。例えば、「東京スプリング盃」とか「スパーキングサマーカップ」とか、類似品だらけで差別化できないようなタイトルはやはりダメだ。今後さらに重賞新設があるのなら、担当者にはぜひこれは…という渾身のタイトルをお願いしたい。もっともシンデレラマイル。記者個人的には頭の“東京”はいかにもよけいで、毎年それを残念に思ったりするのだが。

 (1)…波乱が前提。1人気[1-1-1-3]、2人気[0-3-1-2]、3人気[1-1-1-3]。1人気優勝は22年ザッハーマインしか例がない。予想紙の印でいうと△=○などの決着が目立つ。

 (2)…船橋優勢。船橋=5勝、2着3回、3着3回。優勢というより断然に近い(20・23年はワンツースリー)。ただ・・・

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吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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