2014年01月04日(土) 18:00
◆注目ポイントは緩やかなペースと馬体重
本年より従来のコース分析を含めて様々な角度から重賞を検討してまいります。 今後も参考にしていただければ幸いです。
狙いを定めるのは中山金杯。
特徴のひとつとしてペースが緩やかな点を挙げたい。 過去10年で前半3Fが最も速いのが07年と13年の36秒0。 06年と08年が37秒1で最も数字を要している。 概ね前半の3Fは36秒半ばといったところでハンデ戦としては比較的落ち着いた流れが多い。
その割に逃げ・先行型の活躍は少ない。 極端な追い込みこそ決まりにくいが中団、好位からの差しタイプが上位に進出するケースが目を引く。
もうひとつ気になるのは大型馬の活躍である。 過去10年の連対馬20頭のうち実に12頭が500キロ以上でこの大台を超えた馬が連対しなかった年はない。 05年の2着馬マイネヌーヴェルを除けば対象馬すべてが前走でも500キロオーバー。 マイネは前走が496キロで10キロ増の506キロで走っている。 08年以降の勝ち馬はすべて500キロを超えており大型馬から目を離せない舞台だ。 今年の有力馬は中格馬が占めている。 出走馬全体にその傾向が強いため例年とは色合いが異なるのかもしれないが大型馬のほうがより有利なステージと考えていいだろう。
中心はディサイファ。 前走は発馬直後に外へ寄れさらにまえが狭くなるロスがあった。位置取りを考慮すれば長くいい脚を持続している。 自在性があり重賞2走目で好機は膨らむ。
ユニバーサルバンクは・・・
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藤村和彦
1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。