WIN5予想は今週より画期的システム『伊吹式WIN5ランキング』でお届けします!

2014年01月04日(土) 20:00


◆今週は高額配当の可能性は低いが、その分的中させやすい

 WIN5と一般的な式別(単勝、3連単など)のもっとも大きな違いは、レースを跨いだ比較が必要になる点。「2レース目に出走するあの馬と、4レース目に出走するこの馬では、一体どちらを優先すべきなのだろう……」といった形で頭を悩ませることが多いんじゃないでしょうか。各種メディアの予想情報は一般的な式別で買うことを前提に作られているケースが多く、こうした悩みを解決するヒントとして利用するのは困難です。

 私、伊吹雅也が今年から当コラムでお届けする『伊吹式WIN5ランキング』は、WIN5予想に特化した画期的な新システム。WIN5対象の5レースに出走する馬をまとめて格付けし、優先的にマークすべき馬を提示していきます。この方式を採用することにより、100円から10万円超まで、ご自身の予算に応じて買い目作りの参考としていただくことが可能になりました。もちろん、私自身も提示した買い目の中から予算に合った頭数を選んで購入する予定です。どうぞご期待ください。

 さて、明日1月5日(日)のWIN5は総出走頭数が68頭、総組み合わせ数が39万9360通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数が40万通りを切った回はこれまでに34回あり、そのうち過半数の18回が40万円未満の配当に終わっていました。高額配当が飛び出す可能性はあまり高くないものの、その分だけ的中させやすいはずです。

 1レース目は3歳500万下の福寿草特別(京都9R)。前走で初勝利を挙げたガリバルディ、サングレアルあたりが人気の中心になるでしょう。少頭数だけに、手広く押さえるプレイヤーはそれほど多くないと思います。

 2レース目は3歳オープンのジュニアカップ(中山10R)。オープンクラスで好走経験のある馬がいない分、支持が割れそうです。

 3レース目は4歳以上1600万下の初夢S(京都10R)。マイネルバイカをはじめとする摩耶S組と、前走で1000万下を勝ち上がった馬たちの比較がポイントになるんじゃないでしょうか。

 4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走の中山金杯(中山11R)。混戦が予想されるものの、菊花賞5着のケイアイチョウサン、福島記念4着のディサイファあたりが人気の中心になると思います。

 5レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走の京都金杯(京都11R)。こちらも混戦模様ですが、一昨年の優勝馬マイネルラクリマ、4歳のメイケイペガスターあたりが支持を集めそうです。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年1月5日版]

順位 競走番号 馬番 馬名
1位 京都11R 8.マイネルラクリマ
2位 京都9R 7.サトノロブロイ
3位 京都10R 4.マイネルバイカ
4位 中山11R 8.ディサイファ
5位 中山10R 7.マイネルメリエンダ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山10R 10.マイネルアウラート
7位 中山10R 11.ライザン
8位 中山10R 9.エスメラルディーナ
9位 中山10R 3.ツクバアズマオー
10位 中山11R 7.ユニバーサルバンク
【以上すべての馬を買うと10点買い】

11位 中山11R 16.ケイアイチョウサン
12位 京都10R 15.メイショウコロンボ
13位 京都10R 5.トウショウヘイロー
14位 京都10R 7.ハリケーン
15位 京都10R 10.マイネルクロップ
16位 京都9R 2.ガリバルディ
【以上すべての馬を買うと150点買い】

17位 京都9R 1.サングレアル
18位 京都11R 9.メイケイペガスター
19位 京都11R 7.シャイニープリンス
20位 京都11R 6.オースミナイン
21位 京都9R 6.ウイントゥモロー
【以上すべての馬を買うと1200点買い】

22位 京都9R 8.ハギノハイブリッド
23位 中山11R 14.レインスティック
【以上すべての馬を買うと2000点買い】

 思い切って絞り込むなら京都11Rの京都金杯。2009年以降は5〜8枠の馬が[0-0-1-38]と大苦戦していますし、前走がJRAのレース、かつ前走の4コーナーを7番手以下で通過した馬も2009年以降[1-2-1-42]と信頼できません。これなら先行力のあるマイネルラクリマを素直に評価したいところ。コース替わりもプラスでしょう。

 京都9Rの福寿草特別は距離適性を問われるレース。JRA、かつ芝2000mのレースで3着以内となった経験のない馬は2007年以降[2-5-3-43]と苦戦していました。注目は芝2000mのオープン特別で3着となった経験があるサトノロブロイ。サングレアルやガリバルディに支持が集中するようなら、配当的な妙味もありそうです。

 手を広げるならやはり中山10Rのジュニアカップ。2010年以降は前走で6着以下に敗れていた馬が[0-3-0-22]、JRA、かつ芝1500〜1600mのレースで優勝経験のない馬が[0-2-1-28]と、それぞれ優勝例がありません。両方の条件をクリアしたマイネルメリエンダ、マイネルアウラートを中心に、このコースが合いそうな前走好走馬をマークします。

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伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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