坂路小屋で“前哨戦”主導権争いを制するのは/トレセン発秘話

2014年01月08日(水) 18:00


◆宮本調教師が「ウチのがハナに行きますよ」

 牡馬クラシックの勢力図が一向に見えないまま2014年を迎えた。そうした情勢を反映してか、年明け早々、3歳オープンのレースは慌ただしいものとなっている。

 日曜のシンザン記念には2歳マイル戦のレコードホルダーで、前走のひいらぎ賞でも朝日杯FSを0秒5上回るタイムで駆け抜けたミッキーアイルがエントリー。ほかにも朝日杯3着馬ウインフルブルーム、ラジオNIKKEI杯2歳S5着馬タガノグランパ、万両賞を制したモーリスが加わるなど、春を嘱望される素質馬たちが早くも激突する。

 本来なら有力馬は休養に充ててトライアルに備え、そうでない馬たちは必死になって賞金加算を狙う時期。ミッキーアイルのような馬もその手のローテを取っていいはずなのだが…。

 現3歳牡馬は朝日杯の覇者である関東のアジアエクスプレスこそ4400万円の賞金を稼いでいるものの、関西ではラジオNIKKEI杯2歳Sを制したワンアンドオンリーの2000万円が最高。西でこれに続くのはシンザン記念にエントリーしたものの、基本的にはダート路線を歩むニシケンモノノフ(1990万円)、そしてスザク(1510万円)あたりで、いわゆるクラシック候補と呼ばれる馬たちはその後の1150万円に集中。皐月賞、ダービーのボーダーラインを思えば微妙な稼ぎとなっている。

 この状況に危機感を募らせているのが・・・

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東京スポーツ

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