小柄なサングレアル、いったん放牧へ

2014年01月09日(木) 18:00


◆スダチは今月下旬にトレセンへ

 まずはシゲルスダチファンの皆さまに嬉しいお知らせを。
シゲルスダチを管理する西園調教師によれば、1月下旬に栗東トレセンに戻る予定とのことです!今回はリフレッシュ放牧だったので、早めに帰ってくるかな?とは思ってはいましたが。これほど早く帰ってくるとは、嬉しい誤算!よかったです〜。

トレセン密着

シゲルスダチ

 シゲルスダチも明けて5歳になりました。昨年秋は後藤騎手とのコンビ復活などもあり、スダチファンを大いに楽しませてくれましたね。スダチは関西馬、後藤騎手は関東所属ということで、再びこのコンビが見れるのはいつになるかわかりませんが…。きっと、うまくタイミングがあったら“その時”が訪れるのだと思います。とにかく無事に。元気に帰ってきて欲しいですね。その日がきたら、またレポートしますので待っていてくださいね。

※写真は「珍しくツノのある競走馬・シゲルスダチ」です。

◆ヴィルシーナは早めに帰厩

 ヴィルシーナは4日に栗東トレセンへ戻ってきました。あれ?なんか、かなりゆったりしたカラダです…。

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ヴィルシーナ

「そうなんですよ。調教でダイエットさせないといけませんね」と安田助手。友道師に馬体重をうかがったところ「488キロで栗東に戻ってきた」とのこと。それはかなり余裕がありますね。ヴィルシーナさん、まだお母さんになる準備をするのは早いですよ…。

「昨年の秋ごろもそうだったんだけど、以前に比べてピリッとしなくなってきたんですよ…。だから、最大目標はもちろんヴィクトリアマイルなんだけど、早めに戻して調教を再開することにしました。」(友道師)

 復帰戦は東京新聞杯とのこと。繁殖入りの時期は未定ですが、少なくともこのタイミングでトレセンに戻ってきたということは今年は現役を続けるということ。牝馬は一度気持ちが途切れると、再び闘志に火がつくのは難しいものですが…。もうひとつふたつ、勲章を獲得してほしいですよね!

◆サングレアルは放牧へ

 サングレアルは今朝(9日)、ノーザンファームしがらきへ放牧に行きました。「小柄なので成長をうながすため」(松田博師)のリフレッシュ放牧だそうです。もちろん、春のクラシックへ駒を進める方針に変わりはないので、春前にはトレセンに戻ってくると思われます。

トレセン密着

サングレアル

 福寿草特別は4着という結果に終わりましたが、松田博師は彼女の将来を決して悲観していません。むしろ、「まだフラフラするところはあるが、この馬は走る」とサングレアルの素質に手ごたえを得ているかんじでした。普段もそうですが、サングレアルには独特のスイッチがあるんですよね。そのスイッチが入ったときは、グンと伸びる。普段もボーっとしているかと思うと、スイッチが入った途端にピリッとする。ということがよくあります。

 クラシックシーズンには、その鋭い感性がレースでいい方向にあらわれることでしょう。細身の血統とはいえ、福寿草特別はマイナス2キロの418キロでした。きっと、もう少しふっくらして帰ってくることでしょう。しばらくのちにパワーアップしたサングレアルと再会できる日が楽しみです。

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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