2014年01月16日(木) 18:00
◆日経新春杯の基本パターンは「人気馬2頭+穴馬1頭」
担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週のフェアリーSは除外対策としていつもより多い4頭の穴馬を挙げていただいたのに、まさかの全馬出走という(笑)。
石橋 武(以下、石) そうなんだよ。見事に全部抽選クリア(笑)。
編 年明けからなかなかの強運ぶりで(笑)。でもちゃんとリラヴァティが3着に好走しましたからね。
石 でもこの対談では穴馬しか挙げてはいけないという、キミが勝手に作ったムチャなルールがあるからね(笑)。その点からいくと、リラヴァティは4番人気でしょ。穴馬というにはねぇ。
編 まあ、そのルールは置いといて……
石 自分で勝手に作っておいて、置いといたらダメだろ(笑)。自由の国の王様かっ。
編 まあまあ(笑)。でも石橋さんはスポーツマスターではちゃんとリラヴァティを人気の本命◎に推していましたよね。
石 結果3着だから「ちゃんと」と言えるかどうか。ただ、誤算だったのは、この対談で前残りする穴馬を警戒と言ったんだけど、土曜日、日曜日の競馬を見ると完全に外差しの競馬が多かったからね。
編 ああ、そうでしたよね。土曜日のマイルの新馬戦とか、あと1800m戦でも外枠の差し馬3頭が上位を独占するみたいなレースがありましたし。
石 中山芝1600m、1800mじゃ考えられないよね、普通。だからこの対談で言ったことと週末の勝負予想はちょっと変わってきちゃったんだけど。
編 ああ、そういう状況を加味したうえで勝負予想では穴馬の本命◎がニシノアカツキだったんですね。外枠の差し馬でしたもんね。あれはすごかったわ〜。僕なんかまったくノーマークでしたけど、結果10番人気ながら2着に激走。あの予想はホントすごいと思いました。感動ものですよ。
石 大げさか(笑)。ニシノに関しては外枠の差し馬だけが本命に推した理由ではないけど、もちろん要因のひとつではあるよね。
編 この対談では基本的に穴馬しか推奨しませんけど、石橋さんの本来の予想は「単勝二頭流」だけあって、人気の本命と穴馬の本命を1頭ずつ推奨するやり方ですよね。
石 そう。あとはヒモ馬を何頭か推奨するという。
編 となると、先週のフェアリーSの勝負予想は人気の本命◎リラヴァティ(4人気3着)、穴馬の本命◎ニシノアカツキ(10人気2着)ということだったと。
石 そうだね。勝ったオメガハートロック(1人気)はヒモの扱いだったから、結果的に3連複しか獲れなかったんだけど……。
編 3連複しかって、それでも22,500円と高配当ですからね。たしかに◎ニシノアカツキがクビ差かわしてくれれば18万馬券くらいになっていたんですけど、それでもさすがだわ〜。素晴らしい。でも石橋さんの予想をずっと見ていると、18万馬券くらいこれからいくらでも獲ってくれそうですからね。実際、今まで何度も獲ってくれていますし。
石 そのあからさまなプレッシャーはなんなんだ(笑)。まあ頑張ります。
編 ということで、今週は日経新春杯の穴馬候補を教えていただければと。
石 日経新春杯ね。このレースは人気馬2頭+穴馬1頭というパターンになりやすいよね。だからこれから挙げる3頭が全部馬券に絡むことはほぼないと思うんだけど、それでも3頭挙げる?
編 もちろんです。あ、もしかして手を抜こうとしてます?
石 違う違う、どれが読者の皆さんにとっていいのかなと思って。先週だって4頭挙げたはいいけど、むしろもっと絞ってくれと思っている方もいただろうし。あとから気づいたんだけどさ。
編 ああ、そういうことか。人気馬だったらアレですけど、この対談では人気薄しか挙げないので、3頭くらいがちょうどいいと思いますよ。
石 そうか、じゃあいつも通りでいいか。
編 お願いします。で、まずはどの馬に注目します?・・・
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石橋武
石橋武氏のブログはこちら! http://keibat.blog.fc2.com/ ただ今、再開記念コンテンツを公開中! 1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。