京成杯参考レース・ホープフルS上がり4f

やや騎手批判成分多めになりますので苦手な方はそっとじ推奨です。

レース
12.1-12.4-12.6-12.4(6.2-6.4-6.1-6.3/49.5-37.4)
エアアンセム
11.9-12.2-12.2-12.3(6.1-6.1-6.0-6.3/48.6-36.7)
ベルキャニオン
11.9-12.3-12.1-12.1(6.2-5.9-5.9-6.2/48.4-36.5)
クラリティシチー
11.8-12.1-11.9-12.5(6.1-5.8-6.1-6.4/48.3-36.5)
ルファルシオン
12.0-12.3-12.4-12.8(6.3-6.1-6.2-6.6/49.5-37.5)
ウインマーレライ
11.7-11.7-11.6-12.7(5.9-5.7-6.2-6.5/47.7-36.0)

公式ラップのズレはよくあるパターンでラスト1fが0.3遅く、その前がその分早くなっているというもの。
単にバテただけの4着馬はともかく、パッと見て「おそらくこの馬とこの馬は外人で、この馬とこの馬は下位騎手なのだろう」と理解できるこのラップタイムの刻み方はある意味芸術的。
さらに言えば3着馬、5着馬は3角~4角で外を回していますからそれぞれ11.6-11.8-11.8-12.5、11.6-11.5-11.5-12.7くらいのスピード感で走っていたと思って頂ければいいと思います。
気分は武豊@ディープインパクトでしょうか?
上がりダントツのマーレライがラスト1f、先行してバテバテのルファルシオンと同等の脚色って。

ラスト400mの100毎なら最速6.0、最遅6.3のルメールと最速5.9、最遅6.2のムーアでワンツー。
最速5.8最遅6.4の3着馬、最速5.7最遅6.5(?!)の5着馬の騎手との技量の差は一目瞭然。
中山競馬場の最終コーナーでずっと5m外を回ってくれば単純計算13m程度のロスが出ますが、パトロールを見る限り問題の二人はそれ以上に外を回して来ています。
頭が痛くなりますね。
そこで差を詰めようとすればそりゃあ体力使いますし、当然バテますね。

昨年秋以降の重賞レースで日本人騎手が勝つケースは外人騎手が存在しない、あるいはいても能力的に勝負にならない時だけ。
一定水準以上ならほぼ確実に勝たれてるんですがその理由を数字的にも体感できるレースの一つだと思いますね。

今回出走する2頭はどちらも乗り替わりです。
後藤騎手は上記のようなレース運びをすることはないでしょうからそこまで大きな変化はなさそうですが、もう一頭は劇的な変化が望めそうですね。
4f目であの絶望的な位置から騎手次第で頭まで狙えるポテンシャルは秘めていますから、名手の手綱でどのようなレースを見せてくれるのか期待が高まります。