2014年01月22日(水) 18:00
◆「いいキック力を持ってますよ。回し蹴りとハイキックは特にいい(笑い)」
先週の中山では3鞍の新馬戦が組まれ、合計で63頭もの除外馬が出た。フルゲート16頭で考えると、ほぼフルで4レース組めてしまうほどの頭数。除外された馬には優先出走権が付与されるため、机上では今週の新馬戦を「優先権」を持った馬たちで埋めてしまえるほどの状況だ。
実際はこうした事態に備えてJRAも「権利持ちの馬でフルゲート分が埋まっても、権利なしの馬のために5頭分の枠を確保する」対策を講じているが、この「5頭枠」が実に厄介。現状のような優先出走権を持っていなければ出走がままならない状況になってくると、「レースを使いたい」というよりは「優先出走権獲得を目当て」に出馬投票する陣営も出てくるからだ。
本音は「除外されてから本当に使いたいレースを検討する」つもりで出馬投票しているのだから、実際に馬を「いきなりから」って状態にまで仕上げることはまずない。その手の馬が「5頭枠」に入ってしまうこともあるわけで…。当然、初戦は満足な状態で出走できず、これが尾を引くなんてケースも毎年何頭かいたりする。
もちろん、その逆に優先権のない馬が「5頭枠」だけをあてにして、きっちり仕上げたものの、毎回除外されて(投票過多が続くと1度の除外で済まず、2度、3度と除外されるケースも出てくる)テンションがおかしくなったなんて話もざらにある。もちろん、JRAもこの「除外馬対策」については何度もテコ入れをしてきたし、実際に以前に比べればマシにはなっているのだが…。栗東では中山新馬戦のこの状況を見て「美浦から権利持ちがこぞって西に使いに来たら、こっちが使えなくなる」という声もすでに出ているほどで、危機感がヒシヒシと伝わってくる。
新鋭・今野キュウ舎の超良血馬ビジュートウショウ(牝=父ディープスカイ、母スイープトウショウ)は先々、除外ラッシュの影響を受けはしないかと心配している一頭だ。
「馬の様子を見ながらですが、やっぱり・・・
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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。 関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。 関連サイト:競馬トウスポWeb