先週も『伊吹式WIN5ランキング』上位馬が優勝!!今週のポイントは!?

2014年01月25日(土) 20:00


◆頭数の少ない山科Sをどう捌くか

 先週1月19日のWIN5は82万5360円の好配当決着。優勝馬はそれぞれ『伊吹式WIN5ランキング』の1位、5位、26位、16位、4位でした。提示した3600点をすべて買っていれば的中できたはずですし、当コラムのリニューアル初回から同様の買い方を続けていたとしても、収支はプラスになっている計算です。

 もちろん、1回につき数十万円の資金を投じている方はそれほど多くないでしょうから、前回の“的中”で格好をつけられたとは微塵も思っていません。優勝馬5頭のうち3頭は各レースの最上位指名馬だったものの、残る2頭はそれぞれ各レースの最下位(4番目、6番目)でなんとか拾った形。もう少し手頃な範囲の点数で当てられるよう、引き続き研究を進めてまいります。

 明日1月26日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が72万0896通り(土曜16時現在)。先週よりは減ったものの、過去のWIN5と比べれば水準並みかやや多いくらいです。

 1レース目は4歳以上1000万下の初茜賞(中山10R)。混戦模様ですが、前走の初日の出賞で善戦したアドマイヤジャコモ、ハードロッカーあたりが人気の中心でしょう。

 2レース目は4歳以上1600万下の山科S(京都10R)。出走頭数が比較的少ないこのレースをどう捌くかは、明日のWIN5予想を組み立てるうえでひとつのポイントになると思います。

 3レース目は4歳以上GIIの東海S(中京11R)。土曜16時の時点ではニホンピロアワーズが断然の支持を集めていました。

 4レース目は4歳以上GIIのAJCC(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとレッドレイヴンが人気を集めており、ケイアイチョウサン、ダノンバラード、ヴェルデグリーン、トゥザグローリーらが続く構図です。

 5レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の石清水S(京都11R)。「5レース目なのであまり手を広げたくない」という方も、「唯一のハンデキャップ競走なので手を広げたい」という方も多いでしょうから、単勝オッズとWIN5上の支持率に大きなギャップが発生するかもしれません。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年1月26日版]

1位 京都11R 8.ウイングザムーン
2位 中京11R 14.ニホンピロアワーズ
3位 京都10R 7.ヤマノサファイア
4位 中山11R 7.ダノンバラード
5位 中山10R 11.ハードロッカー
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山10R 9.アドマイヤジャコモ
7位 中山10R 4.ショウナンダイラ
8位 中山11R 10.ヴェルデグリーン
9位 中山11R 12.トゥザグローリー
10位 中山10R 6.プレミアムタイム
【以上すべての馬を買うと12点買い】

11位 中山10R 5.ドラゴンピース
12位 中山10R 3.ファーマジェンヌ
13位 中山10R 12.オーシュペール
14位 京都10R 8.ポアゾンブラック
15位 京都10R 3.タールタン
16位 中山11R 14.レッドレイヴン
17位 中山11R 3.ケイアイチョウサン
【以上すべての馬を買うと105点買い】

18位 中京11R 15.ソリタリーキング
19位 中京11R 2.グレープブランデー
20位 中京11R 12.グランドシチー
21位 京都10R 1.タイセイマスタング
22位 京都10R 10.アフリカンハンター
23位 京都10R 11.カフェシュプリーム
24位 京都11R 7.マコトナワラタナ
【以上すべての馬を買うと1680点買い】

25位 京都11R 10.シルクドリーマー
26位 京都11R 16.ラーストチカ
【以上すべての馬を買うと3360点買い】

 勝負どころと見ているのは京都11Rの石清水S。昨年の1〜2回京都芝1400m外回りは、4歳以上のレースに限るとJRA、かつ芝1400m以上のレースで優勝経験のない馬が[1-1-0-13]と苦戦していました。今年の1回京都芝1400m外回りも現在のところ同様です。これなら秋山真一郎騎手とウイングザムーンのコンビを素直に信頼したいところ。もともとこのくらいの距離が合っています。

 もうひとつ注目しているのが京都10Rの山科S。今年の1回京都ダート1200m(1月25日終了時点)は、4歳以上のレースに限ると、前走がJRAのレース、かつ前走の4コーナーを4番手以内で通過していた馬が[0-2-3-38]と勝ち切れていません。狙ってみたいのは国分優作騎手とヤマノサファイアのコンビ。差しの決まる馬場なら堅実なタイプですし、少頭数でそれなりのポジションにつけられそうな点も好材料です。

 あとは中京11Rの東海Sも実績上位のニホンピロアワーズが信頼できそう。その分、混戦が予想される中山10Rの初茜賞を手広く構えてみたいと思います。

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伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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