2014年01月29日(水) 12:00
エーシンピーシー(父Fusaichi Pegasus/07年スプリングS-GII・3着)、エーシンクールディ(父Distorted Humor/11年根岸S-GIII・4着)、エーシンシャラク(父タイキシャトル/準OP)の半弟。本馬を産んだとき母はすでに17歳だったが、「ディープインパクト×Storm Cat」という旬のニックス配合で、母方の奥に重厚なKey to the Mintが入るのは好感が持てる。「ディープ×Storm Cat」で重要なのは、残りの部分にHyperion−Alibhaiのようなブリティッシュトラッドの王道を添えること。たとえばキズナの場合、3代母FijiにHyperion≒All Moonshine 3×3という4分の3同血クロスがある。アユサンは4代母の父がYour Host。この馬はAlibhaiの息子で、Hyperionの父Gainsboroughを3×4で持っている。こうした血が入ることで大レース向きの底力を獲得するのだろう。Key to the Mintは底力の塊ともいえる重厚な血で、その父の母Flower Bowlはアユサンに入るYour Hostと4分の3同血。配合的には申し分ない。芝向きの中距離タイプだろう。
半姉サマリーズ(父ハードスパン)は全日本2歳優駿(GI)の勝ち馬。母ミスアドーラブルはMr.Prospectorのラストクロップで・・・
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栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG