2014年01月31日(金) 18:00
◆4歳馬の過剰人気に注意
シルクロードSはハンデ戦だが、全馬を均等買いした場合の回収率が単勝37%・複勝76%と、どちらかというと堅い重賞である。1〜3番人気に限っていうと、4歳馬が(1.0.1.10)と過剰評価されていたケースが多いのに対し、5歳は(3.1.0.4)、6歳は(3.1.0.6)とある程度人気に応えている。
今回上位人気が予想されるのはレディオブオペラ、ストレイトガール、プレイズエターナルといったところ。レディオブオペラとプレイズエターナルが4歳だけに、ここがデータ通りに敗れることになると、このレースにしては荒れたという結果になるかもしれない。
レディオブオペラは自分の形がはっきりした馬で、京都芝1200m、しかも最内枠という今回は負けられない一戦である。ただ、前走で負かしたエピセアロームは最近だと重賞では馬券に絡めていない状況、前々走の醍醐Sもそれほど強力な相手ではなかった。期待感のある馬なので人気になりすぎる面もあり、ハズレ覚悟で単勝だけでも逆張りしてみる手はある。
同じ馬主のプレイズエターナルも4歳なので、レディを軽視しておいてこちらを推すというのは難しい。ただこちらは前残りの京阪杯で4着と重賞に一定のメドがたっている安心感はある。
人気上位で買いやすいのは・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。