◆点数を絞り込むなら松籟Sか

　先週1月26日のWIN5対象レースで優勝を果たした馬は、それぞれ『伊吹式WIN5ランキング』の6位、14位、2位、8位、1位。提示した馬をすべて買わずとも、14位以下まで買っていれば的中したはずです。

　もっとも、勝ったのが上位人気馬ばかりだったこともあって、最終的な配当は3万2090円止まり。『伊吹式WIN5ランキング』の20位以下まで買っていたとすると“トリガミ”になる計算でした。前回の当コラムに乗ったとしても、「13位以上しか買っていないのでハズレだった」「20位以下まで買っちゃったから儲からなかった」という方が多いかもしれません。おそらく、ご満足いただけたのは「ちょうど14位まで買っていた」という方だけでしょう。

　ちなみに、私は「ちょうど14位まで買っていた」人間のひとり。当日のオッズなどを含めて検討した結果、「今回は『伊吹式WIN5ランキング』の14位までベタ買いしておこう」という結論になったんですよね。

　私がWIN5へ投じる資金は回によって大きく異なりますし、(ベタ買いではない)凝った買い方をすることが少なくありません。予算的にも買い方的にも前回の結論はかなり珍しく、ちょっとしたミラクルとすら言えます。「どうせならもう少し派手なミラクルを起こしたかった……」というのが率直な感想ですけど(笑)、当コラムの趣旨や活用方法をご理解いただくうえではちょうどいいサンプルだったこともあり、紙幅を割いて紹介させていただきました。

　さて、明日2月2日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が72万0896通り(土曜16時現在)。5レース中4レースがハンデキャップ競走という珍しい回です。

　1レース目は4歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の箱根特別(東京9R)。実績上位のシャドウパーティーらが人気の中心でしょう。

　2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の松籟S(京都10R)。他の4レースに比べると出走頭数が少ないので、「絞るならここ」と考えているプレイヤーが多いかもしれません。

　3レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の節分S(東京10R)。混戦模様ですが、アドマイヤドバイや昇級組が人気を集めるのではないかと思います。

　4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走のシルクロードS(京都11R)。土曜16時の時点ではレディオブオペラが断然の支持を集めており、ストレイトガール、プレイズエターナルらが続いていました。

　5レース目は4歳以上GIIIの根岸S(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとアドマイヤロイヤル、ドリームバレンチノ、ブライトラインあたりが人気の中心です。

<伊吹式WIN5ランキング 2014年2月2日版>

1位 京都10R 3.ウエスタンレベッカ
2位 京都11R 1.レディオブオペラ
3位 東京11R 2.アドマイヤロイヤル
4位 東京9R 1.カムフィー
5位 東京10R 10.デウスウルト
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京10R 13.アドマイヤドバイ
7位 東京10R 9.マイネルアダマス
8位 東京10R 5.フルアクセル
9位 東京10R 6.ダイワズーム
10位 東京9R 3.アドマイヤバラード
【以上すべての馬を買うと10点買い】

11位 東京9R 15.シャドウパーティー
12位 東京11R 13.ブライトライン
13位 東京11R 8.ドリームバレンチノ
14位 東京11R 6.ゴールスキー
15位 京都10R 4.ラストインパクト
【以上すべての馬を買うと120点買い】

16位 京都11R 2.ストレイトガール
17位 東京9R 11.アイスフォーリス
18位 東京9R 14.ローレルラスター
19位 京都10R 6.サフランディライト
20位 京都10R 10.マイネルアイザック
21位 東京11R 5.スノードラゴン
【以上すべての馬を買うと1000点買い】

22位 東京11R 9.ノーザンリバー
23位 京都11R 9.マジンプロスパー
24位 京都11R 11.レオンビスティー
25位 京都11R 13.スギノエンデバー
26位 京都11R 4.シュプリームギフト
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　思い切って絞り込むなら京都10Rの松籟S。昨年の1〜2回京都芝2400m外回りは、4歳以上のレースに限ると、前走の4コーナーを4番手以下で通過していた馬が[1-4-3-28]といまひとつでした。今年もどちらかと言えば先行有利です。注目は高倉稜騎手とウエスタンレベッカのコンビ。前走が好内容でしたし、距離延長を苦にするタイプではないと思います。

　手を広げたいのは東京10Rの節分S。昨年の1回東京芝1600mは、4歳以上のレースに限ると、東京芝1400〜1600mのレースで3着以内となった経験のない馬が[0-1-2-26]と勝ち切れていません。上位人気に推されそうな馬だけでなく、コース適性が高そうなフルアクセル、マイネルアダマスあたりもマークしておきたいところです。