今年最少の組み合わせ数となったWIN5を攻略!

2014年02月08日(土) 20:00


◆低額配当を前提に買い目を

 明日2月9日のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が32万2560通り(土曜16時現在)。前回2月2日の半分以下、2014年に入ってからは最少の総組み合わせ数となりました。今回よりも総組み合わせ数が少なかった回は過去に20回ありますが、このうち配当が50万円を超えたのは5回だけで、30万円を超えたのも8回だけ。一方、10万円未満の配当となった回は6回もあります。「高額配当になる可能性はかなり低い」「10万円を切るような低額配当でもおかしくない」という前提で買い目を組むべきでしょう。

 無論、これは的中させやすい回であることの裏返し。仮に10万円を切るような決着だったとしても、数点〜数十点くらいで的中させることができれば、他の式別よりも大きな利益になるはずです。

 ちなみに、一般論として少頭数のレースは堅く収まりがちなのですが、「少頭数のレースで波乱が起きると、配当は(単勝支持率から導き出した理論値以上に)大きく伸びる」という傾向もあります。妙味ある配当や高額配当を狙えないわけではありませんから、ご自身の見解や資金と相談しつつ方針を定めてみてください。

 1レース目は4歳以上1600万下の山城S(京都10R)。極端に人気の集中しそうな馬が見当たらないこともあり、手広く押さえようと考えているプレイヤーが多いはずです。

 2レース目は4歳以上1600万下の早春S(東京10R)。過去2走以内に1600万下で連対経験があるプロモントーリオ、クイーンオリーブ、シャドウバンガード、前走の迎春Sで単勝1番人気に推されたクリールカイザーあたりが人気を集めると思います。

 3レース目は4歳以上1000万下の壇之浦特別(小倉11R)。上位人気グループを形成するのは近走成績が安定しているサンライズピーク、マデイラ、コモノドラゴンあたりでしょう。

 4レース目は3歳GIIIのきさらぎ賞(京都11R)。土曜16時の時点ではバンドワゴンが断然の支持を集めています。小差でこれに続いているのがトーセンスターダム、やや離れた3番人気がサトノルパンで、その他の6頭はさらに大きく離されました。

 5レース目は4歳以上GIIIの東京新聞杯(東京11R)。混戦模様ですが、クラレント、ダノンシャーク、エキストラエンド、サトノギャラント、ショウナンマイティ、コディーノらが人気の中心となりそうです。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年2月9日版]

1位 京都11R 1. トーセンスターダム
2位 小倉11R 1. サンライズピーク
3位 東京11R 2. クラレント
4位 東京10R 13. シャドウバンガード
5位 京都10R 14. マコトナワラタナ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都10R 12. ロンド
7位 京都10R 15. アルマリンピア
8位 京都10R 8. ヤマニンプチガトー
9位 京都10R 16. トーホウアマポーラ
10位 東京10R 4. プロモントーリオ
【以上すべての馬を買うと10点買い】

11位 東京10R 6. トーセンハルカゼ
12位 東京11R 3. ダノンシャーク
13位 東京11R 7. サトノギャラント
14位 小倉11R 3. マデイラ
15位 小倉11R 4. サンライズマルス
【以上すべての馬を買うと135点買い】

16位 京都11R 5. バンドワゴン
17位 京都11R 9. ブラックカイト
18位 京都10R 9. アグネスウイッシュ
19位 京都10R 7. テイエムタイホー
20位 東京10R 7. クリールカイザー
21位 東京10R 1. マイネルメダリスト
22位 東京10R 2. アドマイヤブルー
【以上すべての馬を買うと1134点買い】

23位 東京10R 5. クイーンオリーブ
24位 東京11R 6. エキストラエンド
25位 東京11R 13. コディーノ
26位 小倉11R 6. コモノドラゴン
27位 小倉11R 10. アイファーファルコ
【以上すべての馬を買うと3675点買い】

 勝負に出てみたいのは京都11Rのきさらぎ賞。2010年以降は京都芝で連対経験のない馬が[0-0-1-17]、前走の4コーナーを3番手以内で通過した馬が[0-2-2-11]と勝ち切れていません。トーセンスターダムとバンドワゴンの2強と見られていますが、レース傾向から強調できるのはトーセンスターダムの方だけ。思い切って絞り込んでも良いのではないかと思います。

 手広く構えるなら京都10Rの山城S。本日2月8日の京都芝は、新馬以外のレースに限ると、前走の4コーナーを2番手以内で通過した馬が[0-0-2-5]、3〜8番手で通過した馬が[0-2-1-20]と苦戦していました。また、今年の1〜2回京都芝1200m(2月8日終了時点)は牡馬およびセン馬が[0-1-1-28]。差し馬や牝馬を重視すべきでしょう。ヤマニンプチガトー、ロンド、マコトナワラタナ、アルマリンピア、トーホウアマポーラが本線です。

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

新着コラム

コラムを探す