2014年02月25日(火) 18:00
1400mで行われる阪急杯はマイラーとスプリンターが共に出走してくる興味深い一戦。今年はGIで上位争いを繰り広げるダノンシャークなどの有力馬がエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
ダノンシャーク(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)はGIで勝ち切れないところがあるが、常に上位争いに加われるようになったし、GIIIでは決め手を発揮して昨年は2勝を挙げている。近走の実績では一歩リードしているし、1400mに対応できれば上位争いは必至だろう。
カレンブラックヒル(牡5、栗東・平田修厩舎)はデビュー以来GIを含む5連勝を達成した馬だが、近走は大敗続きで結果が出ていない。ただ、持っている能力は確かだろうし、立て直された効果での巻き返しに期待したい。
コパノリチャード(牡4、栗東・宮徹厩舎)は前走が踏ん張り切れなかったが、前々走のスワンSで逃げ切っているように、ここでも通用するスピードは持っている。1400mなら折り合いの心配もないし、ここは好勝負が期待できそうだ。
その他、前走は崩れたが前々走の内容を見直したいマヤノリュウジン(牡7、栗東・庄野靖志厩舎)、コース相性の良いサンカルロ(牡8、美浦・大久保洋吉厩舎)、先行して常に安定感のあるガルボ(牡7、美浦・清水英克厩舎)、距離短縮で期待が掛かるレッドオーヴァル(牝4、栗東・安田隆行厩舎)、距離がむしろ合いそうなエピセアローム(牝5、栗東・石坂正厩舎)辺りも圏内だろう。発走は15時35分。
【データ分析/2006年以降】
※2007年は1着同着
人気…1番人気[1-2-2-3]は1勝と不振も3、4番人気までで連対馬18頭のうち15頭が出ており、あまり荒れない傾向か。
脚質…極端な後方一気[0-1-3-40]を除くと、数字からはそれほど差がない。まんべんなく注意したい。
馬番…過去8年の内、5勝が4番まで。開幕週でもあり、内枠有利は間違いないところだろう。
年齢…複勝率では4歳[1-3-5-21]だが、勝率では5歳[6-2-1-24]が圧倒的に有利。狙い打っても。
◆ダノンシャーク
・陣営コメント/大久保龍調教師
「前走(マイルCS3着)後は東京新聞杯を予定していましたが、雪のため中止になってしまったため、予定を延ばしてここへ。幸い、馬が競馬ではないと分かったようで、すぐに落ち着きを取り戻してくれましたし、順調に調整できています。この距離も十分対応できると思いますし、いい競馬を期待しています」
・一週前調教診断/井内利彰 当初、出走予定だった東京新聞杯が雪の影響で中止になり、翌週に行われた同レースは回避。中間、調教を緩める時期を経て、ここへの出走を目標としてきた。ちなみに、東京新聞杯の最終追い切りとして行われた、2月5日の坂路での動きは上々。かなりの好仕上がりを見せていた。 だからというわけではないだろうが、延期になって、迎えた2月19日の坂路での追い切り・・・
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