天皇賞(秋)を圧勝したジャスタウェイが登場!! 中山記念(GII)

2014年02月25日(火) 18:00

※本日は阪急杯、アーリントンCの見どころも更新しております。下部のバックナンバーよりご覧ください。


 好メンバーが揃った今年の中山記念。昨年秋の天皇賞を勝ったジャスタウェイをはじめ、皐月賞馬ロゴタイプ、香港C・2着のトウケイヘイロー、金鯱賞を勝ったカレンミロティックなど強豪メンバーがエントリー。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

 ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)は昨年秋の天皇賞でジェンティルドンナを4馬身ちぎって圧勝。馬場や流れが合ったとは言え、脅威的な勝ち方と言って良いだろう。今回はコースが替わるし、良いメンバーが揃って前走のようにはいかないかもしれないが、不様な競馬はできないところだろう。

 ロゴタイプ(牡4、美浦・田中剛厩舎)は極悪馬場の札幌記念で敗れはしたが、当然能力の高さは一級品。世代屈指のスピードを見せつけ、ここは挽回したいところだろう。

 トウケイヘイロー(牡5、栗東・清水久詞厩舎)はプレッシャーのきつかった天皇賞では惨敗したが、香港Cであわや逃げ切りの場面が見られたように、自分の型で運べれば強い。直線の短い中山コースで気分良く運べれば逃げ切りまで十分考えられる。

 カレンミロティック(セ6、栗東・平田修厩舎)は昨秋の金鯱賞を制して臨んだ有馬記念で正攻法から真っ向勝負を挑み、オルフェーヴルにあっさりと捲られてしまったものの見せ場十分の内容だった。あの経験は糧になっているだろうし、今回のメンバーでどれだけやれるかが楽しみだ。

 その他、前走からの距離短縮で巻き返しが期待されるサダムパテック(牡6、栗東・西園正都厩舎)、オークス以来の実戦となるが態勢ができていれば能力上位のアユサン(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)、前走は惨敗したが別定戦で巻き返しが期待されるマイネルラクリマ(牡6、美浦・上原博之厩舎)、オープン特別を連勝して波に乗るエアソミュール(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)、得意コースで一線級とも引けをとらないヴェルデグリーン(牡6、美浦・相沢郁厩舎)、距離延長はむしろプラス材料と思われるダイワマッジョーレ(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)、4連勝で重賞を制覇して波に乗るアルキメデス(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)なども出走予定。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】

人気…1〜3人気すべてが複勝率5割と固い傾向。それぞれ詳細は1人気[3-1-1-5]、2人気[2-1-2-5]、3人気[1-3-1-5]となっている。

脚質…逃げ、先行で6勝、2着5回、3着6回と前に行く馬が有利。中団より後方の馬が1〜3着を独占したのは過去10年では2010年の1度のみ。

馬番…1〜3番が[5-5-2-18]と複勝率4割。開幕週でもあり、内枠有利か。

◆ジャスタウェイ

・陣営コメント/須貝調教師

「前走(天皇賞・秋1着)はすごいメンバーが揃ったレースで強い勝ち方をしてくれました。その後は放牧に出してしっかりとリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩させました。1週前追い切りではこの馬らしい迫力のある動きを見せていましたし、いい雰囲気ですね。相手は揃いますが、ドバイへ向けてこの馬らしい競馬を期待しています」

・一週前調教診断/井内利彰
 天皇秋1着後は、適当なレースがないということで、その後のローテーションを白紙にしつつ、吉澤ステーブルWESTで充電していたが、ドバイ遠征に照準を合わせて、1月29日に栗東へ帰厩。この中間は坂路での追い切り本数を入念に重ねており、すでに10本以上を消化している。
 ただ・・・

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