負傷で出遅れた新人騎手に掛けた“魔法の言葉”/トレセン発秘話

2014年02月26日(水) 18:00


◆「本人が一番焦っていると思うけど、まずはしっかり治して戻ってくるのが先決」と村山調教師

「年明けからしばらく勝てないと、このままずっと勝てないんじゃないかという気持ちになる時がある」

 某調教師からこんなセリフを聞いたことがある。勝負ごとだけに波があるのは仕方がないが、ひとつ勝つのとそうでないのでは気持ちの持ち方が全然違うようだ。2014年もすでに2か月が過ぎようとしており、いまだ勝ち鞍がなく後れを取っている厩舎やジョッキーはそろそろ焦りを覚えるころだろう。

 今週の競馬から新人騎手がデビューするが、その中にも同期よりビハインドを抱えることがすでに決まっているジョッキーがいる。栗東の村山厩舎所属の小崎綾也騎手は先週19日、調教騎乗中に馬が頭を上げたことで右の眼底を骨折。手術は無事に終えたが、デビューは1か月半ほど遅れる見込みだという。

「本人が一番焦っていると思うけど、まずはしっかり治して戻ってくるのが先決」と村山調教師。本人には・・・

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