前回2月23日のWIN5は、5レース目のフェブラリーSを16頭立ての単勝16番人気だったコパノリッキーが制し、1271万9950円の高額配当決着。WIN5対象レースを単勝最低人気馬が勝ったのは、2011年柳都Sのメイショウエンジン、2012年キャピタルSのヤマニンウイスカーに続き3例目です。1〜4レース目までを徹底的に絞り、フェブラリーSを手広く押さえるような形で的中させた方が多いんじゃないでしょうか。

　明日3月2日は出馬投票後に小倉競馬の競走番号が入れ替えられたため、WIN5対象レース（3レース目）も当初予定されていた関門橋Sから周防灘特別に変更されました。これにより、総出走頭数は76頭、総組み合わせ数は79万9680通り（土曜16時現在、以下同）となっています。ちなみに、3レース目が9頭立ての関門橋Sだった場合は、総出走頭数が68頭、総組み合わせ数が42万3360通りになっていた計算。的中させにくくなったのは事実ですが、そのぶん極端な低配当決着になる可能性は低いはずです。

◆阪急杯で勝負に出たい

　1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の伊丹S(阪神10R)。現級で好走経験のあるダイヤノゲンセキ、カチューシャ、ハリケーン、前走で1000万下を勝ち上がったキクノソルらが上位人気グループを形成するでしょう。

　2レース目は4歳以上1600万下のブラッドストーンS(中山10R)。前走で2着に好走したデザートオアシスが人気の中心になると思います。

　3レース目は4歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の周防灘特別(小倉11R)。昇級したばかりの馬が6頭いるうえ、前走が1000万下、かつその前走で3着以内に好走していた馬は皆無というメンバー構成だけに、支持がかなり割れそうです。

　4レース目は4歳以上GIIIの阪急杯(阪神11R)。土曜16時の時点ではダノンシャークが人気の中心となっており、コパノリチャード、ガルボらが続いていました。

　5レース目は4歳以上GIIの中山記念(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとジャスタウェイとトウケイヘイローの支持が抜けていて、3番手以下とはやや差がついています。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年3月2日版]

1位 阪神11R 1.コパノリチャード
2位 中山11R 5.ロゴタイプ
3位 中山10R 13.デザートオアシス
4位 阪神10R 10.カチューシャ
5位 小倉11R 2.ブルーピアス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 小倉11R 1.ジャベリン
7位 小倉11R 3.カシノエルフ
8位 小倉11R 4.カシノランナウェイ
9位 小倉11R 5.アグネスキズナ
10位 小倉11R 6.ブルジュオン
11位 小倉11R 13.サンマルクイーン
12位 小倉11R 16.クリノタカラチャン
13位 阪神10R 11.キクノソル
【以上すべての馬を買うと16点買い】

14位 中山10R 14.フルヒロボーイ
15位 中山11R 12.ダイワマッジョーレ
16位 中山11R 11.トウケイヘイロー
17位 阪神11R 11.エピセアローム
【以上すべての馬を買うと192点買い】

18位 阪神11R 12.サンレイレーザー
19位 阪神10R 7.ダイヤノゲンセキ
20位 阪神10R 14.ハリケーン
21位 中山10R 6.アビリティラヴ
22位 中山10R 8.クロタカ
【以上すべての馬を買うと1152点買い】

23位 中山11R 8.ナカヤマナイト
24位 中山11R 2.ダイワファルコン
25位 中山11R 4.ジャスタウェイ
26位 阪神11R 10.ガルボ
27位 阪神11R 14.カレンブラックヒル
28位 阪神11R 13.ダノンシャーク
【以上すべての馬を買うと4608点買い】

　勝負に出てみたいのは阪神11Rの阪急杯。2008年以降は6歳以上の馬が[0-2-1-46]、JRA重賞で連対経験のない馬が[1-1-2-35]とそれぞれ苦戦しています。注目は浜中俊騎手とコパノリチャードのコンビ。このメンバー構成なら展開に恵まれそうですし、ゴール前に急坂のあるコースを苦にするタイプではないはずです。

　手広く構えるなら小倉11Rの周防灘特別。今年の1回小倉芝1200ｍ（3月1日終了時点）は、4歳以上、かつBコースで施行されたレースに限ると、5〜8枠の馬が[0-4-2-42]と勝ち切れていません。一方、1〜2枠の馬は[3-1-3-13]と非常に堅実。前走を勝って勢いに乗るブルーピアスなど、内枠勢は可能な限りフォローしておくべきでしょう。