2014年03月03日(月) 18:00
※本日はオーシャンS、チューリップ賞の見どころも更新しております。下部のバックナンバーよりご覧ください。
皐月賞トライアルの弥生賞。今年はトゥザグローリーの弟で未勝利から若駒Sまで3連勝を達成し、大物感を漂わせるトゥザワールドや、ラジオNIKKEI杯2歳Sを制したワンアンドオンリーなどがエントリー。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
トゥザワールド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は新馬戦こそバンドワゴンにちぎられてしまったが、その後は未勝利戦、黄菊賞、若駒Sと3連勝。そのどれもが強い勝ち方で、能力の高さをうかがわせる。今回は重賞初挑戦となるが、クラシックに向けてここは獲っておきたいタイトルだろう。
ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)は3戦目で未勝利を勝った後、萩Sで2着に入線。東京スポーツ杯2歳Sでは6着に敗れたものの、ラジオNIKKEI杯2歳Sで豪脚を見せ重賞初制覇。一歩ずつ堅実に階段を上ってきたタイプで、相手なりに走れる感じからここでも大崩れはなさそうだ。
キングズオブザサン(牡3、栗東・荒川義之厩舎)は新馬戦を勝って臨んだ黄菊賞では4着に敗れたが、その後は葉牡丹賞を圧勝して京成杯で2着に入線。コース適性が高い馬だし、前記2頭にどれだけ迫れるか注目。
その他、ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着に入線したアズマシャトル(牡3、栗東・加用正厩舎)、前走は惨敗も2連勝の内容を見直したいエアアンセム(牡3、美浦・伊藤正徳厩舎)、若竹賞で2勝目を挙げたイタリアンネオ(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)、自分でレースを作れる強みがあるサトノロブロイ(牡3、栗東・南井克巳厩舎)、末脚光るアデイインザライフ(牡3、美浦・鈴木康弘厩舎)なども出走を予定している。発走は15時45分。
【データ分析/過去10年】
人気…1人気の勝率が60%、連対率70%と軸は固い傾向もここ2年は8、4着と馬券圏外に負けているのは気になるところ。穴っぽいところでは複勝率が40%の5〜7番人気が狙い目か。
脚質…過去10年で逃げ切ったのはロジユニヴァースのみ、2着に残ったのもメイショウボーラーだけと不振。脚質的には先行勢が有利か。
馬番…2枠と3枠の連対率、複勝率が高い。8枠は2勝しているものの、ロジユニヴァースとディープインパクトと圧倒的人気の馬だったことに注意。
◆トゥザワールド
・陣営コメント/池江調教師
「前走(若駒S1着)は、最後は流す余裕があったほどで、強い勝ち方でしたね。レース後は一度放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。すぐに時計を出し始めたけれど、変わりなく順調に来ているし、ジョッキーを乗せて追った1週前の動きも文句なしでした。完成度が高い上、2歳時よりもパワーアップしていますから、ここでも楽しみです」
・一週前調教診断/井内利彰 未勝利から3連勝。前走後はノーザンFしがらきに放牧へ出て、栗東へ帰厩したのは、2月14日。帰厩から日が浅かった、2月19日のCコースでの追い切りは、併せたダノンカモンが目立った動きを見せたが、これで闘魂注入。1週前追い切りの動きに変化が出た。 バーディバーディが先頭の3頭併せ、最後方から追走・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
netkeibaライター陣「重賞のみどころ」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
netkeibaライター陣
気になる重賞を全方位で斬る! 望田潤の血統情報、井内利彰の調教、そして厩舎情報、データなど内容盛り沢山に、今週の注目重賞コラムをお届けします!