2014年03月12日(水) 18:00 7
◆過酷な状況に陥った“超長時間輸送"を克服した3歳牝馬は!?
2月17日の東京新聞杯10着惨敗後、立て直しを図り、大阪杯(4月6日)に向けて再調整中のショウナンマイティ。その調教をスタンドで見守りながら熊沢キュウ務員が“悪夢の一日"をこう振り返った。「あの日はとにかく最悪だった」。雪で高速道路が通行止めとなり、栗東トレセン→東京競馬場への輸送に18時間も要した東京新聞杯当時のことだ。
「出発前の時点ですでに高速が通行止めになっていたのに、状況が変わるかもしれないから“とりあえず出発してくれ"と言われて午前10時に出発したんだけど。案の定、通行止めは解除されず、清水サービスエリアでずっと待機。それも最初は静岡SAに入ってくれという指示だったけど、駐車場がいっぱいで入れずに、ギリギリ清水に入れたぐらい。そこで8時間以上待たされ、やっと通行止めが解除されたと思ったら、そこから皆が一気に動き出すからめちゃくちゃ渋滞して…。結局、清水から東京に着くまで6時間もかかった」
いつ高速が動くか全く分からない状況で8時間以上も待ち続け、いざ動いてもそこから大渋滞。前日朝10時に栗東を出た車が、翌日早朝4時に東京到着とは…。さすがにここまでくると人馬とも疲弊しないわけがない。ショウナンマイティはこの輸送で「体も(トレセンを出る前から)10キロぐらい減ってしまった」とか。
歴戦の古馬でも過酷な状況に陥った中、ほぼ同じ“超長時間輸送"を克服して見事この日の東京競馬で勝った唯一の関西馬がフィリーズレビューに出走する
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