明け4歳、上昇度大の魅力/中山牝馬S

2014年03月15日(土) 18:00


◆再び横山典弘騎手に期待

 ジャスタウェイが、その実力に横山典弘騎手の絶妙の位置取り、スパートのタイミングを重ねて快勝した2週前の「中山記念」と同じ中山1800m。当然、スペシャリストらしき要素を備えた馬はいる。中山コース3戦2勝のエクセラントカーヴあたりはその候補だが、侮りがたい伏兵というならキャトルフィーユか。2011年に10番人気で直線一気を決めたあと、12年には8番人気で一転した逃げ切りで2連勝したレディアルバローザの2歳下の半妹である。こちらも自在のレース巧者だ。

 中山記念を最多勝利4勝(タイ)となった横山典弘騎手は、この中山牝馬Sもこれまでに3勝し、最多勝利タイ記録を持っている。

 その横山典弘騎手がターコイズS微差2着に続いて騎乗する伏兵ノボリディアーナ(父フレンチデピュティ)を狙いたい。逃げて1800mの白百合Sを勝っている自在の先行タイプの同馬、枠順は願ってもない内の2番を引き当てた。ターコイズSも理想の1600mの3番枠だったから、横山典弘騎手に依頼したノボリディアーナ陣営は明らかにツキがある。出負けでもしない限り、ジャスタウェイや、あるいは中山記念を2連勝したカンパニーと同じように、好位のインにおさまるだろう。同じような先行タイプはいるが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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