リヴェール、再びの怪物退治お任せあれ/吉田竜作マル秘週報

2014年03月19日(水) 18:00


◆須貝調教師「確かにチューリップ賞は強かったけど、逆に言えば阪神JFのような形になると…」

 チューリップ賞が終わった翌週のこと。例によって松田博調教師への密着取材でトレセンをともに歩いていると、「おめでとう」の声がひっきりなし。決まってその後に出てきたのが「それにしても強いね」といったたぐいの言葉だった。まさに同業者からの賛辞のオンパレード。ハープスター圧勝が与えた衝撃の大きさを改めて示すエピソードといえようか。

 当のハープスターはレースの後もほとんど変わることはない。「食べている時間が一番幸せそうに見える」と松田博師が言うように、カイバおけに顔を突っ込んだり、干し草をはんだり…至ってマイペースのままだ。

 対照的にせわしなかったのがトレーナー。オーナーサイドから今後の展望についての報道が出たことで、いつもとは違った類いの質問に対応することに。「馬はオーナーのものだし、その希望に沿うだけ」と、いつもの“らしい”受け答えだったのだが、よくよく聞くと少し“含み”を持たせていた。

「決まっているのは次に桜花賞を使うことと凱旋門賞に登録すること。それ以外はまだ何も決まっていないさ。だって、これからどうなるかだってわからんだろう」

 一方、ハープスターの“当面のライバル”となる阪神JFの覇者レッドリヴェールは・・・

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