先週の高額配当は伊吹式WIN5ランキングの27位までで決着!

2014年03月22日(土) 20:00


 先週3月16日のWIN5は1012万8010円の高額配当決着となりました。各レースの優勝馬はそれぞれ伊吹式WIN5ランキングの19位、11位、27位、2位、4位でしたから、当コラムの見解に丸乗りしていれば的中できたはず。広く公開している予想で一千万馬券を“的中”させたことがある方はあまりいないと思いますし、そういう結果を出せたのは素直に嬉しいですね。ちなみに、伊吹式WIN5ランキングで挙げた馬をすべて買い続けた場合の通算回収率は、前回終了時点で約364%となっております。

 もっとも、読者の皆さんにご満足いただけているかどうかはまた別の話。先週の“的中”も45万円の資金を投じて丸乗りする必要があったわけで、私の見解を参考に的中させたという方はほとんどいないでしょう。より上位の馬で的中させることが当コラムの課題であり、私にとっては腕の見せどころ。今後もさらに精度を上げていくつもりですので、どうぞご期待ください。

◆手広く抑えるのは韓国馬事会杯

 さて、明日3月23日のWIN5は総出走頭数が69頭、総組み合わせ数が44万9280通り(土曜16時現在)。先週3月16日(117万9648通り)の4割弱ですから、難易度や配当のイメージは大きく異なります。昨日3月21日のWIN5から1億0647万6940円がキャリーオーバーになったものの、低額配当決着となる可能性がそれなりに高いことを意識したうえで予想に臨むべきでしょう。

 1レース目は4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別(中山9R)。1000万下から上のクラス、かつ芝のレースで連対経験のある馬はいないだけに、支持が割れるかもしれません。

 2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の但馬S(阪神10R)。オープンクラスで好走経験のあるジャイアントリープ、リヤンドファミユや、1000万下を勝ち上がったばかりの馬が人気を集めるのではないかと思います。

 3レース目は4歳以上1600万下の韓国馬事会杯(中山10R)。1600万下で好走経験のある実績馬や、3歳時にオープン特別を勝っているオメガホームランらが上位人気グループを形成するでしょう。

 4レース目は4歳以上GIIの阪神大賞典(阪神11R)。土曜16時の時点ではゴールドシップに支持が集中しており、サトノノブレスとバンデが続いていました。

 5レース目は3歳GIIのスプリングS(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとアジアエクスプレスやベルキャニオンが人気の中心で、クラリティシチーとロサギガンティアが次位グループです。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年3月23日版]

1位 中山11R 3.ベルキャニオン
2位 阪神11R 1.ゴールドシップ
3位 阪神10R 6.ヒロノプリンス
4位 中山9R 5.サトノジュピター
5位 中山10R 10.オメガホームラン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山10R 13.ラロメリア
7位 中山10R 5.インプロヴァイズ
8位 中山10R 7.カフェリュウジン
9位 中山9R 12.トロワボヌール
10位 中山9R 2.サイレントクロップ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

11位 阪神10R 2.ジャイアントリープ
12位 阪神10R 9.リメインサイレント
13位 阪神11R 2.バンデ
14位 中山10R 9.ローゼンケーニッヒ
15位 中山10R 6.ターフェル
【以上すべての馬を買うと108点買い】

16位 中山10R 4.ミナレット
17位 中山9R 7.シャドウライフ
18位 中山9R 6.アドマイヤイチバン
19位 中山9R 13.エインセル
20位 中山11R 10.クラリティシチー
21位 中山11R 2.ロサギガンティア
22位 中山11R 4.アジアエクスプレス
【以上すべての馬を買うと1008点買い】

23位 阪神10R 3.リヤンドファミユ
24位 阪神10R 8.フィロパトール
25位 阪神10R 11.カノン
26位 阪神11R 6.サトノノブレス
27位 阪神11R 8.アドマイヤラクティ
【以上すべての馬を買うと4032点買い】

 思い切って絞るなら中山11RのスプリングS。2010年以降はJRA、かつ芝1800mのレースで4着以内となった経験のない馬が[0-0-0-29]、前走でJRA重賞以外のレースに出走していた馬が[0-1-3-31]と苦戦しています。これなら福永祐一騎手とベルキャニオンのコンビを素直に信頼したいところ。コース替わりを苦にするタイプではないでしょう。

 手を広げるなら中山10Rの韓国馬事会杯。今年の2回中山芝1600m(3月22日終了時点)は、4歳以上のレースに限ると、4コーナーを3番手以内で通過した馬が[0-1-1-13]、JRAの中央場所、かつ芝1400〜1600mのレースで優勝経験のない馬が[0-1-0-21]と苦戦していました。距離適性の高い差し馬は可能な限り押さえたいところです。

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

新着コラム

コラムを探す