2014年03月27日(木) 18:00
◆違和感がある今年の顕彰馬投票の「特典」
昼間から堂々と飲酒できる花見に勝るとは言わないが、宴会野郎にとって春の楽しみのひとつがJRA顕彰馬の投票である。
名馬の殿堂入りに当たるこの制度は84年に確立され、選出法が記者(競馬報道に携わり10年以上経過した者)投票に変わったのは10年前から。1人2頭の連記で総票の4分の3以上を得なければ不可という厳しい選定基準があり、スタートしてからの10年でも選出馬はわずか4頭。狭き門であるがゆえ、自分が推した馬が選ばれるか否かのドキドキ感は、年末のJRA賞の投票をはるかにしのぐと言える。
ところが…。今年に限れば、1人4頭まで連記可能と投票用紙に記されていた。説明書きによると、JRA60周年記念事業の一環とのこと。過去に微差で涙をのんだ落選馬の救済キャンペーン? いずれにせよ、この“特典”に違和感を覚えたのは事実。顕彰馬は「抹消から1年以上20年未満」という選出ルールがあり、5冠牝馬アパパネなどは今年から対象となった一頭だが…。いきなり“2倍枠”をもらった幸運のはずの国枝栄調教師の言葉に、宴会野郎が感じた違和感の正体は潜んでいた。・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
東京スポーツ「東スポ×netkeibaコラボコーナー(木)」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
東京スポーツ
2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。 関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。 関連サイト:競馬トウスポWeb