先週3月23日のWIN5は7万4650円の低額配当決着。キャリーオーバーで盛り上がったものの、総出走頭数が少なかったこともあって堅い決着となりました。特に印象的だったのは4レース目の阪神大賞典。勝ったゴールドシップの単勝支持率は約48%（単勝オッズ1.7倍）でしたが、このレースが確定した時点で残った票数は前レース終了時点の約61%だったのです。これは単勝オッズに換算すると約1.3倍相当の支持率。ゴールドシップはWIN5だと単勝以上に買われていたことがわかります。断然人気馬がいる少頭数のレースはこうした状態になりがちなので、配当を想定する際は気をつけましょう。

　明日3月30日のWIN5は総出走頭数が76頭、総組み合わせ数が74万6496通り（土曜16時現在）。水準並みかやや多いくらいの頭数になりました。レースごとの出走頭数に差があるので、メリハリをつけた買い方で臨みたいところです。

◆六甲Sの波乱に期待

　1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の常総S(中山10R)。中山芝2000ｍに実績のあるライズトゥフェイムが人気の中心になると思います。

　2レース目は4歳以上1600万下の名古屋城S(中京10R)。今回が昇級緒戦となる2頭や、1600万下で好走経験のある実績馬が上位人気グループを形成するでしょう。

　3レース目は4歳以上オープンの六甲S(阪神11R)。2連勝中のフィエロ、オープンクラスで善戦を続けているサトノギャラントあたりが注目を集めそうです。

　4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走のマーチS(中山11R)。土曜16時の時点ではエーシンゴールドが人気の中心となっており、ジェベルムーサが続いていました。

　5レース目は4歳以上GIの高松宮記念(中京11R)。こちらは土曜16時の時点だとストレイトガールが1番人気で、コパノリチャード、ハクサンムーン、レディオブオペラらが次位グループを形成しています。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年3月30日版]

1位 中山10R 7.ライズトゥフェイム
2位 中京10R 12.アウォーディー
3位 中京11R 12.ハクサンムーン
4位 中山11R 1.グランドシチー
5位 阪神11R 2.ウインプリメーラ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 3.タムロスカイ
7位 阪神11R 7.ドリームバスケット
8位 阪神11R 6.サンレイレーザー
9位 中山11R 10.エーシンゴールド
10位 中山11R 15.ソロル
【以上すべての馬を買うと12点買い】

11位 中京11R 4.レッドオーヴァル
12位 中京11R 3.サンカルロ
13位 阪神11R 10.タイキパーシヴァル
14位 阪神11R 1.フィエロ
15位 阪神11R 5.シャイニーホーク
16位 阪神11R 17.ミッキードリーム
17位 中京10R 10.トーセンハルカゼ
【以上すべての馬を買うと144点買い】

18位 中京10R 9.シャドウバンガード
19位 中京10R 5.アドマイヤツヨシ
20位 中山10R 11.バロンドゥフォール
21位 中山10R 5.ロッカデバルディ
22位 中山10R 10.バッドボーイ
【以上すべての馬を買うと1152点買い】

23位 中山11R 5.ジェベルムーサ
24位 中山11R 16.バーディバーディ
25位 中山11R 8.リアライズキボンヌ
26位 中京11R 9.ストレイトガール
27位 中京11R 17.スノードラゴン
28位 中京11R 5.コパノリチャード
【以上すべての馬を買うと4608点買い】

　波乱を期待できそうなのは阪神11Rの六甲S。2011年以降はJRA重賞かオープン特別、かつ3歳以上か4歳以上のレースで連対経験のある馬が[0-0-1-23]と苦戦しています。また、前走の4コーナーを4番手以下で通過した馬も2011年以降[0-0-1-31]。実績馬や先行力のない馬は思い切って評価を下げるべきでしょう。手広く押さえるに越したことはありませんが、コース適性のあるウインプリメーラは特に楽しみです。

　絞るなら出走頭数が少ない序盤の2レース。特に中山10Rの常総Sはライズトゥフェイムを素直に信頼すべきだと思います。今年の2〜3回中山芝2000ｍ（3月29日終了時点）は、500万下から上のクラスのレースに限ると、前走がJRAのレース、かつ前走で出走メンバー中5位以下の上がり3ハロンタイムに終わった馬が[0-1-2-27]。出走予定馬のうち、前走が1600万下、かつ前走で出走メンバー中4位以内の上がり3ハロンタイムをマークしているのはライズトゥフェイムだけです。