NHKマイルCへのステップレース・ニュージーランドT。今年は朝日杯FS2着のショウナンアチーヴや京王杯2歳Sを勝ったカラダレジェンドなどがエントリー。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

　ショウナンアチーヴ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は朝日杯FSで2着に入線。世代でも上位の力があるところを見せた。前走のファルコンSは休み明けの分もあって伸び切れなかったが、一叩きされた今回は本領発揮の場面だろう。

　カラダレジェンド(牡3、美浦・尾形和幸厩舎)は新馬、京王杯2歳Sを連勝。間隔が開いた前走ファルコンSでは7着に敗れたが、こちらも一叩きされた効果が大きいはず。巻き返しが期待される場面。

　マイネルディアベル(牡3、美浦・大和田成厩舎)は朝日杯FSで4着に入線し、続くクロッカスSではきっちりと勝ち切って見せた。先行しての安定感が魅力で、ここでも上位争いが期待される。

　その他、前走は敗れてしまったがここなら巻き返しが期待できそうなイタリアンネオ(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)、前走アーリントンCで素質の高さを示したフェルメッツァ(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)、堅実駆けのウインフェニックス(牡3、美浦・奥平雅士厩舎)、前走ファルコンSで重賞メンバー相手に好走したアルマエルナト(牡3、美浦・伊藤大士厩舎)なども大差はなさそうだ。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】

人気…1人気は[5-0-0-4]と勝率は高いが勝つか負けるか、と極端な成績。2人気は[2-2-2-3]と安定した成績。5〜7人気の馬が[1-3-3-20]と連対率14.8%、複勝率25.9％と優秀な数値をだしており、このあたりの人気馬は買い目に入れたいところ。

脚質…逃げ馬の成績は[0-1-2-3]。4コーナーで逃げ馬の後ろにつけている2〜6番手の成績が[7-6-3-39]連対率23.6%、複勝率29.1%と良く、このあたりが有力。4コーナー10番手以降からの成績は[1-2-2-42]で差し切ったのは2005年のマイネルハーティーだけ。

馬番…2枠が[3-3-2-9]で連対率35.3%、複勝率が47.1％と最も優秀で、続いて[2-1-2-12]の3枠、[1-2-2-13]の6枠と続く。8枠は[1-0-0-17]と不振。

◆フェルメッツァ

・陣営コメント/松永幹調教師

「前走(アーリントンC3着)でも、後方から素晴らしい脚を見せてくれていますし、力はあります。レース後はひと息入れてここを目標に帰厩。1勝馬だけに阪神の自己条件と両にらみになりますが、相変わらず追い切りの動きがとてもいいですし、重賞でもやれるだけの能力の持ち主ですよ」

◆ベルルミエール

・陣営コメント/高橋亮調教師

「前走(ファルコンS4着)2勝目を挙げてすぐの重賞ながら、いいスタートから好位で運んでいい競馬をしてくれました。レース後は・・・