ハープスターと同じくらい気になるサングレアル

2014年04月10日(木) 18:00


◆松田博師のハープスターへの信頼

 いよいよ今週は桜花賞ですね。ハープスターがどんな強い競馬をしてくれるかな、と思うとワクワクが止まりません。

 松田博師と話せば話すほど、ハープスターを強く信頼しているのがわかります。

「この馬に関しては、とにかくアクシデントなく無事に競馬を走り終えること。それだけさ」とニコッと笑顔で話すんです。雨予報で重馬場も懸念されますが、「最近、パワーもついてきた」といいますし、死角らしい死角がありませんよね。

 師は阪神JFのあとから何度となく「直線でのびのびとハープスターらしい走りをさせれば、それでいい」と繰り返しています。大外枠に入って、邪魔するものはなにもない。直線でののびのびした走りが見れるのがホント楽しみでなりません!

トレセン密着

ハープスター

 僚馬・レーヴデトワールの出走が叶ったのも何より。そして、もう1頭。オークスを目指して調整中のサングレアルも忘れちゃいけません。

 サングレアルは3月20日、NFしがらきから栗東トレセンに帰厩しています。復帰戦はフローラSを予定。ハープスターと同じ山口さんが担当していて、順調に乗り込まれていますよ。「厩舎に戻ってきた当初はお腹まわりだけがややボテッとしていた」(松田博師)のですが、今ではそんなかんじはなくなりましたね。「だいぶ引き締まってきた」と話す松田博師も緩みます。


 昨年のフローラSは未勝利を勝ったばかりのデニムアンドルビーが優勝してオークスへの優先出走権を確保しました。桜花賞でレーヴデトワールが、フローラSでサングレアルが権利を確保し、揃ってオークスへ参戦してほしいものです。

トレセン密着

サングレアル

 シゲルスダチは「来週の陽春Sへ出走予定です。鞍上はペドロザ騎手」(西園師)とのことです。

 鳴門Sで騎乗した川田騎手もレース後にコメントしていましたが、1200mを中心に使われてきたスダチが1400m戦に出走するとペースが違うことから力んでしまうようですね。芝ですが、1200→1400というローテーションは奥多摩Sも同じ。あのときも1400m戦に慣れた馬たちの中では1200m中心のスダチは速いペースでレースを進めてしまい、結果的に前に行ってしまい終いが止まるという展開でした。前に壁ができたりすればタメがきくのかもしれませんが、そうもならなかったですし…。
 再び1200m戦に戻ることで、慣れたペースで競馬ができるといいですね。

 中1週のローテーションが続きますが、しっかり休憩していますし「毎日、にんにく味噌をあげています」(渡辺助手)とのこと。体調管理はしっかりされているから、大丈夫ですよ。

 今回はカメラの調子が悪くて写真を撮れなかったので、2年前のスダチくんの写真をアップしますね。幼い〜!

トレセン密着

シゲルスダチ

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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