2014年04月14日(月) 18:00
2012年のJCダートを含め、重賞は中央で3勝、交流では4勝と実績断然のニホンピロアワーズが登場。相手探しのレースとなりそうだ。地力上位ゴールスキー、新興勢力のソロル、芝路線からはダノンバラードなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
ニホンピロアワーズ(牡7、栗東・大橋勇樹厩舎)は昨年のこのレースでは59キロを背負っていたこともあり、ホッコータルマエに負けてしまった。2走前のフェブラリーSは初のマイル戦であの位置取りを考えれば上々の内容。帝王賞で主役に躍り出るためにも、58キロなら負けられない。
ゴールスキー(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)はGIの前走こそ崩れてしまったが、昨夏にダートへ転向後は安定した成績を残している。今回は更に距離延長となるが、前残りの展開ながら外々を回って2着入線した昨夏のジュライS(1800m)の内容なら対応は可能。
ソロル(牡4、栗東・中竹和也厩舎)はゴールドアリュールの近親で元々期待されていた馬だが、前走で重賞初V。まだ成長途上で、今回は1キロ増、相手強化となるが、前走のように馬体を併せる形になれば勝負根性を発揮する。
ダノンバラード(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)はデビュー以来初めてのダート戦。母が交流重賞を2勝しているし、持ち前の先行力を生かして新境地を開拓するか。
その他、能力は確かなベストウォーリア(牡4、栗東・石坂正厩舎)、逃げという強力な武器を持つトウショウフリーク(牡7、栗東・今野貞一厩舎)、3走前にソロルを負かしているナムラビクター(牡5、栗東・福島信晴厩舎)なども出走を予定している。発走は15時30分。
【データ分析/過去10年】
人気…1人気の成績は[2-4-1-3]、2人気の成績は[3-2-2-3]と連対率、複勝率がともに50%を超えている。1、2人気で決まったことも4回あるが、3連単が10万馬券以上になったことも4回あり、堅いか荒れるかの極端な結果になっている。
前走…京都から阪神へ開催場所は移ったが、開催時期は変わっていないこともあり2月〜3月の名古屋大賞典組[1-3-0-9]、フェブラリーS組[1-0-3-5]、コーラルS組[2-1-1-10]が優秀。中2週となるマーチS組は[0-4-3-51]連対率6.9%、複勝率12.1%と不振。
脚質…4角先頭の馬は[2-2-0-6]連対率40%と優秀。一昨年は11人気のアイファーソングが粘ったように逃げ馬には注目。その逃げ馬の後ろで競馬をしていた2〜5番手の馬は[6-7-7-27]連対率27.7%、複勝率42.6%と高い。基本的には前に行ける馬が有利。
◆ニホンピロアワーズ
・一週前調教診断/井内利彰
2走前フェブラリーSはスタート地点が芝のダート1600m。前半からレースの流れに乗ることはなく、馬群に揉まれたままに終了したが、適性条件の前走ダイオライト記念は完勝。状態に関しては、2走前もかなり良かったと思われるだけに、ここ2走は「向き不向き」の違いで結果が変わっただけだろう。
今回は中3週でのレースだが、追い切り本数はすでに2本。今週行われるだろう最終追い切りを含めば、標準本数に達する。前走時が、酒井学騎手が跨って、DコースP馬場で速い時計をマーク。今回も同様の内容であれば、力を出せると判断したいし、Cコースでの追い切りになったとしても、極端に時計が遅くなければ、昨年2着時以上の結果が期待できると判断したい。
◆クリソライト
・陣営コメント/平井調教助手
「前走(マーチS14着)は・・・
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