2014年04月28日(月) 18:00
◆サングレアルは本番でも……
「混戦」――そして「上位拮抗」が言われる時、重要視すべき予想のポイントは何だろう。
調子かな? いや、騎手だろう。人によっては展開。いや、配当が高いほうがいいね? …なるほど、それはそれでみんな正解なんだろうが、個人的には単純にトップに置くのは能力。走破時計やラップという、目に見える記録から抽出するほうが、たとえ馬券が不首尾に終わっても、後々も競馬が健やかなままでいられる(ような気がする)。
なんて、ワタクシのフローラSの本命はイサベル。「デビュー戦は、マイル通過・1分35秒7という確からしい平均ペースの上に立ち、残り2F地点のレースラップは11秒4と急加速。凄味のある瞬発力を数字上でも指し示している」として、予想を組み立てたが、あらら。発馬で出遅れ。メンバー中二番目の末脚は使っているものの、道中のリズムはチグハグ。パドックでも、ふとチャカついてみたり、自分が何者で何をしようとしているのか。ワケがわからないまま、レースが終わってしまった。
対するサングレアルは、ここ一本に絞ってキャリア三戦目。ひも解けば、デビュー戦の上がりは11秒4―10秒9―11秒6(3Fは33秒9)というレースラップに対し、自身の上がりは33秒3。うーん。▲ではなく◎に、もうひとひねりできなかったかなぁ(たとえ◎が打てたとしても、2着のブランネージュには印が回らなかったけれど)。
414キロの軽量馬だけに、さすがにカンカン場にあがってきたときは、フーフーと息も荒い。次走はどうかの懸念もあるが、半姉は根性娘ブエナビスタ。2分0秒0は、過去十年で最速。従来の最高タイム(2分0秒2)の保持者・サンテミリオンは、アパパネとオークス同着をわけあっている。
京都のマイラーズCは、〇がワールドエース、◎がフィエロ、▲がエキストラエンドときて3連単は7930円。しかし、追っても追っても届かない、ワールドエースの能力の高さを読み切れず、対抗の〇というのは甘い。全般的に精度のあいまいだった、先週の予想を象徴している気がして、なんとなく気分は晴れず。このモヤモヤは、安田記念でなんとかしたい。
◆明け4歳世代の大将はキズナで決まり
さて、今週は天皇賞。実は大阪杯のキズナ・・・
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No.1予想家陣
No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!