クラシックの王道を歩む資格は十分、ポルトドートウィユ

2014年05月07日(水) 12:00 32


アルバートドック(牡 栗東・松田博資 父ディープインパクト、母ゴールデンドックエー)

 G1サラブレッドクラブで募集価格6000万円。母ゴールデンドックエーはラスヴァージネスS(米G1・ダ8f)の勝ち馬。母の父アンユージュアルヒートは北欧の歴史的女傑Rossardの息子で、米G3で2着となった程度の競走馬だったが、種牡馬となって大方の予想を上回る成功を収めている。2代母ペンポントはニュージーランド産馬。牝系は19世紀から同国で育まれた独特のものだ。母がダートG1の勝ち馬とはいえ、母の父も牝系も基本的には芝向きなので、芝適性に関しては問題ない。非主流血脈の塊なので過去の例に当てはめることは難しいものの、Unusual Heatの父Nureyevは基本的に父との相性は悪くなく、それ以外の部分にも問題のある血は入っていない。芝中距離向きの良駒となりそう。

キングカヌヌ(牡 栗東・石坂正 父キングカメハメハ、母スターダムバウンド)

 サンデーサラブレッドクラブで募集価格8000万円。母スターダムバウンドは・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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