2014年05月08日(木) 12:00 52
▲重賞2連勝を決めたアーリントンC優勝時のミッキーアイル
◆皐月賞は見ていなかった、ブレずにマイル狙い
ミッキーアイルの母、スターアイルは現役時代に音無秀孝厩舎で管理され、2勝を挙げているが、そのいずれもダート1000m。その仔を初めて管理することになったのが、ミッキーアイルだが、その印象はどのようなものだったのだろうか?
「お母さんをよく知っていますからね。馬を見る前に、短距離馬じゃないかという先入観はありました。でも、馬を見たら、スターアイルよりもディープインパクトに似ているなという印象でしたね。馬体重こそ、ディープインパクトより少し大きいですが、スタイルが似ていますよ」
ミッキーアイルの新馬戦は阪神芝1600m。それ以降の4戦(連勝)も、すべて芝1600mを使うという徹底ぶりだが、これに対する意図は?
「母は新馬戦こそ1800mを使いましたが、その後、距離を短くして、Rock of Gibraltarの血が騒いだのか、引っ掛かるようになって、1000mオンリーの馬になりました。そういった経験があったので、1200mや1400mを使うと、それ仕様の馬になってしまうという懸念から、1600mを使うということになりました」
しかし、春シーズンの3歳牡馬といえば、クラシック競走である、皐月賞、日本ダービーを目指したくなるものではないだろうか。これらのレースは師の頭の中に選択肢としてなかったのだろうか。
「全くありませんでした。3歳春は・・・
netkeiba特派員
GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。