2014年05月19日(月) 18:00
前走で重賞初制覇を果たしたナムラビクターが重賞連覇を狙う。それを交流重賞で力を付けたワイルドフラッパー、2走前のマーチSで初重賞制覇のソロル、古豪トウショウフリーク、ナイスミーチューといったところが阻止できるか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
ナムラビクター(牡5、栗東・福島信晴厩舎)は3歳時に骨折し、その後長期休養を経てレースに復帰。使いながら徐々に調子を上げ、仁川S、アンタレスSと連勝し重賞を制覇。持っていた素質がここにきて開花してきた。その初重賞制覇となったアンタレスSでは2012年のJCDを制しているニホンピロアワーズをねじ伏せてのものだから価値は高い。ここが真価を問われる一戦となりそうだが、重賞連覇でGI戦線でも戦えるところを見せたい。
ソロル(牡4、栗東・中竹和也厩舎)はマーチSで重賞初制覇も、前走のアンタレスSでは12着と惨敗。その前走はプラス12キロの馬体重増だったし、太目残りが響いたか。京都コースへ舞台が替わるのは問題ないし、ここは巻き返しに期待。
トウショウフリーク(牡7、栗東・今野貞一厩舎)は逃げてしぶとい馬だが、前走は内から差してくるという今までにない競馬でニホンピロアワーズに先着した。レースの幅が広がったのは大きいし、ここでも上位争いは十分に可能だ。
ワイルドフラッパー(牝5、栗東・松田国英厩舎)はエンプレス杯、マリーンCと交流重賞をともに圧勝。着実に力を付けているし、中央場所での牡馬相手のここは真価を問われる一戦。
その他、別定戦の1900mで見直したいナイスミーチュー(牡7、栗東・橋口弘次郎厩舎)、素質は確かなものを持っているジェベルムーサ(牡4、美浦・大竹正博厩舎)、ダートで素質が開花してきたグランプリブラッド(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)、前走が豪快な勝ちっぷりのラガートモヒーロ(牡5、栗東・柴田政見厩舎)なども出走を予定している。発走は15時35分。
【データ分析】(同時期に京都ダート1900mで行われていた2010〜2012年東海S含む過去4回)
人気…過去4回の京都ダート1900mの重賞では勝ち馬は1〜4人気から出ている。1人気は[1-1-0-2]、2人気[1-0-0-3]、3人気[1-1-0-2]、4人気[1-0-0-3]と回数が少ないこともあるのかそれほど差がない。
距離…特殊な距離でもあり、前走が同距離の馬は[0-0-0-2]と少ない。距離延長組が[3-4-3-29]と距離短縮組[1-0-1-16]よりも成績がよい。
【データ分析/過去10年】(1600万下以上の京都ダート1900m)
脚質…ダート戦ということもあるのか、4角先頭が[4-5-3-7]連対率47.4%、複勝率63.2%とかなり高く、逃げ馬には注意が必要。2〜5番手は[10-7-9-60]連対率19.8%、複勝率30.2%、4角10番手以降の馬は[1-2-1-89]連対率3.2%、複勝率4.3%とやはりコース的には逃げ、先行が有利か。
枠番…1〜4枠が[9-11-9-100]、5〜8枠が[10-8-10-120]と内枠のほうが若干成績がよい。特に3枠の[3-7-2-22]連対率29.4%、複勝率35.3%と高く、次いで8枠[4-3-4-26]連対率18.9%、複勝率29.7%、1枠[3-2-3-22]連対率16.7%、複勝率26.7%が高い。
◆ナムラビクター
・陣営コメント/福島調教師
「前走(アンタレスS1着)は強いメンバー相手にいい勝ち方をしてくれました。レース後も特に問題なく、順調に調整できていますし・・・
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