アドマイヤフライトはドバイに向くのか?

ジェンティルドンナ、ジャスタウェイ、ホッコータルマエ、デニムアンドルビーなど、例年に増しての豪華メンバーがドバイ国際競走に向けて調整を行っている。このメンバーなら、1つくらいは、いや2つでも・・・と金メダルの数を数えたくなるが、今日になって新たなニュースが届いた。

長距離のG3、ドバイゴールドカップにアドマイヤフライトが招待され、出走することになった。
去年はG1勝ちのあるキャヴァルリーマンが復活の勝利を挙げた舞台であるが、前走でサトノノブレスの2着に入り力を見せたこの馬にはどこまでチャンスがあるだろうか?

(1)血統面
父マンハッタンカフェは自身がステイヤーながら、産駒にはマイルでの活躍馬も目立つ。しかしこの馬は、今のところ2400mまでは全然問題ないタイプだ。
それに、母父トニービンは晩成のステイヤーで、そのまた母の父ホーンビームは超ド級のステイヤーであった。トニービンは母系に入ってスタミナを補給することが多い。
ドバイゴールドCは3200mとかなりの長丁場であるが、こなせる可能性は十分にある。

(2)この馬のレースっぷり
2000m以上で切れるタイプである。先行馬であるが鋭い末脚を持つこの馬には、長距離にふさわしい持久力があると思う。本番でもうまく好位置に付け、折り合ってレースを進められたならチャンスは十分であろう。

未知の距離となる3200mだが、うまく走れる材料は揃っている。ぶっつけ本番となるのが難しいところではあるし、相手の力も相当にあるだろうが、この馬にも「金メダル」を期待したくなってしまった。