2014年06月10日(火) 18:00 11
◆最後の世代でチチカステナンゴの大物が…という可能性は十分考えられる
先週の開催からいよいよ14-15シーズンのクラシックロードが開幕した。その第一号(土曜阪神芝1600メートル)を飾ったのはPOGでも敬遠され気味(?)だったチチカステナンゴ産駒のケツァルテナンゴだった。実を言うと、レースの週の水曜日には笹田調教師に「多分、1番人気になると思いますよ」と切り出したのだが、「牡馬なのに牝馬のようにカリカリしたところもあって、とても1番人気なんて。馬がかわいそう」とはぐらかされていた。ただ、実際にふたを開けてみると、確かにパドックや馬場入りの仕草を見ても1頭だけ若さ全開と言った感じ。さすが笹田師と思ってその眼力に恐れ入っていたのだが、もっと恐れ入ったのがこの馬の末脚。道中も頭を上げたりしていたが、直線は1頭だけ回転数の違うフットワークできっちり差し切ってしまったのだ。タイムや相手関係から大きなことは言えないにしても、最後の世代でチチカステナンゴの大物が…という可能性は十分考えられる。
今週の阪神開催の目玉は芝1400メートル戦でデビューする・・・
赤本取材班
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