宝塚記念、展開ごとの「利害が一致する組み合わせ」

2014年06月27日(金) 18:00


◆ヴィルシーナとカレンミロティック、どちらが行くのか

 過去5走で逃げを打っている馬がヴィルシーナカレンミロティックだけというメンバー構成。ヴィルシーナが逃げればスロー、カレンミロティックが逃げれば平均ペースのやや速めというところだろう。後者は本来番手タイプの馬。対して前者はハナへ行って成功した直後。そう考えるとヴィルシーナが逃げるほうが自然だが、この辺りはゲートが開いてみないとどうにも分からない。  仮にスロー寄りになると得をするのはジェンティルドンナだ。良い位置を取れるうえに上がり勝負は大歓迎。反対に消耗戦になると、ダノンバラードに先着を許した昨年の記憶が蘇る。地力があるので大崩れはないだろうが、1着を期待されるうえに展開の手助けも欲しいところだろう。

 厳しい流れになると・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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