函館記念の予想で注意するポイント

2014年07月18日(金) 18:00


◆巴賞の着順は逆転しやすい

 函館記念は巴賞組と重賞組で傾向が異なり、巴賞で一度できた序列は覆りやすいが、重賞組については素直に前走・近走の内容が良い馬を買ったほうがよい。

 そういう意味では人気の1頭、アンコイルドは巴賞が不本意な内容だったのが「逆に買い」ということになる。ただ、巴賞の負け組は人気が下がるからこそ妙味があるのであって、この馬のように過去の実績がありすぎる馬は配当妙味はない。また、巴賞負け組という趣旨からは、ゼロスにも忘れず目を配るようにしたい。反対にシゲルササグリのような巴賞を先行して好走してきた馬は、函館記念では馬券になりにくい。  人気のもう1頭はグランデッツァだろう。安田記念組は大敗してきても問題ないので、前走の着順は気にしなくてよい。気にすべきは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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