セン馬種牡馬とオッズの「質」

2014年07月25日(金) 18:00


◆セン馬はデータ傾向的に牝馬に近い

7月20日の潮騒特別はファルブラヴ産駒のセン馬、ラヴェルソナタ、レヴァンタールが1、2着を独占。馬連は114倍の万馬券。

ファルブラヴは、フィリーサイアー(牝馬に活躍馬が多い種牡馬)として有名ですが、実はセン馬の期待値も抜群に高いのです。潮騒特別は典型的なレースでした。

そして、ファルブラヴ以外にもセン馬の期待値が高い種牡馬は存在します。たいていは牝馬も活躍馬が多いか、むしろ牝馬のほうが活躍馬の多い種牡馬です。(勝手にカストラート種牡馬とでも呼びましょうか)

つまり、セン馬は元々は牡馬ですが、データの傾向は牝馬に近いのです。
去勢自体が、牝馬のような体質にする効果に加え、去勢されるような馬は気性が牝馬のような馬が多いことも影響しているのかもしれません。

ほとんどの競馬データでは、セン馬の種牡馬データを牡馬と一緒にされていますが・・・

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亀谷敬正

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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