不振の実績馬、初ダート馬など複雑な構図のエルムSを分析

2014年07月25日(金) 18:00


◆古馬オープンでの初ダートは苦戦

 G1実績があるものの近走不振な馬とG3レベルでまずまずの競馬を続けている馬の対決、という構図にまさかのタイミングで初ダートを試す2頭が加わり、複雑な構図になってきた今年のエルムS。皆さんはどのグループから入ろうとお考えだろうか。

 G1実績馬2頭だと、ローマンレジェンドのほうが馬券上の扱いは上としたい。ただ、東京大賞典を勝つまでの過程とそれ以降を比べると、明らかな違いはある。今回は中央のダートと楽な相手関係で浮上も可能だろうが、ここで大きい着順を取るようだと今後が厳しくなる。  グレープブランデーはより深刻な不振に悩んでいるが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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