小倉記念で好走するパターンを分析

2014年08月08日(金) 18:00


◆「穴っぽい」1頭は…

 小倉記念はローカルのハンデ重賞なので荒れそうなイメージがあるが、実は前走オープン1〜3着馬の成績が良く、そのグループの回収率も単複ともに100%を超えている。

 もちろんそれ以外の過程でも好走馬は出るが、前々走や3走前といった近場に好走レースがあった馬が多く、不振の続いている馬がノーヒントで激走するようなことはそう頻繁には起きない。

 またそれと関連して斤量減によって激走するというケースはあまりなく、むしろ「前走の好走で持ちハンデが上がってしまったが、それを克服」という形のほうが見込みやすい。私がよく主張する「ハンデ戦は敢えて重ハンデ、斤量増の馬から」という格言とイメージ的に近いレースと言えよう。

 そう考えると・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す