2014年08月18日(月) 18:00
夏競馬最大のレースとして毎年メンバーが揃うが、特に今年はここをステップに凱旋門賞挑戦を予定しているゴールドシップ・ハープスターや、昨年の覇者トウケイヘイローなど超がつく豪華メンバーによる一戦となった。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
ゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)は前走の宝塚記念で横山典弘騎手を鞍上に迎え、史上初の連覇を達成。同僚ジャスタウェイとともに凱旋門賞挑戦を発表し、ここをステップレースに選んできた。GI・5勝の実績は言うまでもなく他を圧倒するものだし、次の本番に向けて無様なレースはできないところだ。
ハープスター(牝3、栗東・松田博資厩舎)はオークスでクビ差の惜敗を喫し2冠を逃したが、当初の予定どおり凱旋門賞挑戦を表明。古馬との初対決となるここで結果を出せれば、斤量面で圧倒的な恩恵がある本番への展望も大きく広がるだろう。
トウケイヘイロー(牡5、栗東・清水久詞厩舎)は函館競馬場で行われた昨年の同レースの覇者。今年は海外遠征後の参戦となるだけに状態面がカギとなりそうだが、得意の小回り洋芝コースでならこのメンバー相手でも上位争いに加われるはずだ。
その他、ドバイ遠征以来のレースとなる昨年の皐月賞馬ロゴタイプ(牡4、美浦・田中剛厩舎)、函館記念で重賞初制覇を果たしたラブイズブーシェ(牡5、栗東・村山明厩舎)、鳴尾記念を制したエアソミュール(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)なども上位進出を窺う。発走は15時25分。
【データ分析/札幌過去10回】
人気…1人気は[4-4-0-2]勝率40.0%、連対率80.0%と優秀な成績。2〜5人気でも[4-3-8-25]と複勝率は37.5%を超えており近年は比較的固い傾向。ただ、1人気が着外に敗れた2007、2005年の両年は二桁人気が連対しており荒れるときはとことん荒れる、ことも頭に入れておいた方が良いか。
脚質…札幌競馬場で行われた過去10回の札幌記念で4角先頭は[1-2-2-5]と逃げ切った馬はフサイチパンドラ1頭しかいないが複勝率は50.0%と馬券になっている。10番手以下は[0-1-1-37]連対率2.6%、複勝率5.1%とかなり低く、ハープスターがどの位置からレースをするかにも注目。
前走レース…連対率・複勝率が高いのは宝塚記念組で[2-1-2-3]、複勝率は62.5%。宝塚記念含め前走がGIレースの馬は[4-3-4-12]連対率30.4%、複勝率47.8%と高い。函館記念は[2-2-3-39]連対率8.7%、複勝率15.2%と低く、前走がGI出走馬は着順に関わらず注意が必要。
◆ゴールドシップ
・陣営コメント/須貝調教師
「前走(宝塚記念1着)はこれまででもっとも負担が少ない感じのレースだったし、その後も順調。ここにきて馬体が本当に良くなっており、気配はとてもいいですね。1週前追い切りも・・・
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